2020/7/20
新しい我が艇を回航するため、
前日19日の夜に清水のエスパルス・ドリーム・プラザにやって来ました。
まだ梅雨が明けておらず、毎日天気予報をチェックしながらチャンスを狙っていたのですが、20日〜21日が天気が安定していることがわかったので、回航を決行することにしました。

静かな清水マリンパーク。
ところで、預かっていたキーで桟橋に入ろうとしたところ、全然鍵が開きません。こうなったらゲートを乗り越えるしかないかと思い始めていたら・・・、
ヨットの上で飲んでる人達を発見。大声で助けを呼び、無事中からドアを開けてもらいました。ラッキー!

翌20日は朝(というか深夜?)3時に起床。
腹ごしらえし、空が明るくなり始めた4:10にドックアウト。
東の空が朝焼けでオレンジ色に。

広い清水港を出るころには十分に明るくなりました。

前オーナーから言われていたエンジンレバーの弛み(スロットルを上げても戻ってしまう。)は、これを挟んでしのぎました。

デッキ上に乗っていたクリスマスツリー型のプラスチックですが、これのお蔭でデッキに汚れが溜まらないのだと気がつきました。これが生活の知恵なんですね。

どんよりとした雲。
いまにも降り出しそうでしたが、航海中もってくれました。ラッキー!

清水港から最初の目印の波勝崎に近づきました。8:10
野猿の生息地で有名な所です。
ずっと陸地が見えない航海から、この先は陸地に沿って伊豆半島を回り込む航海になります。

波勝崎を振り返って見ると、頂上には雲がかかっていました。

中木港の外に鰹島という岩があるのですが、
いつも波が荒くて近づけないと思ったら、釣り人らしき人がいました。
中木にはヒリゾ浜というキレイな浜があると聞いていましたが、この岩にも渡れるのですね。

伊豆半島南端の石廊崎です。10:10
距離的にもこのあたりが中間地点です。
荒れることで有名な石廊崎ですが、今日は安心の天候です。

石廊崎から下田にかけて潮の流れが速くなっています。(追い潮)

瞬間的に9.2ノット出ました。
平均して6ノット程の航海で、ときおり波に乗って7ノット以上出ることはあるのですが、9ノットは26フィートのヨットではありえないスピードです。
もし、反対方向の逆潮としたら、絶対乗り越えられない潮の流れでしょう。
(表示文字が不鮮明で3.2に見えますが、9.2です。)

爪木崎を回ったら、東伊豆です。
波も穏やかになりました。

波が穏やかになると眠くなってきました。
ウトウトしていると前方にイルカが!
どうやら親子イルカもウトウトしていたらしく、かなり近づいてからあわてて泳ぎ去りました。
ちなみに、航海中は、イルカは何回か目にしました。魚はカジキを見ることができましたが、一番良く見たのはトビウオです。こどものトビウオも立派に滑空できるんですよ。

川奈のカントリークラブ。
眺めの良さが海側から見ても良く分かり、名門クラブの理由が納得いきます。

伊東サンライズマリーナが近づいてきました。
今回伊東で一泊することにしたのは、翌日の横浜までのことを考えてのこと。
(通常は下田泊まりが一般的ですが、それでは翌日横浜まで行けないのです。)

15:50 入港したとたんに雨が降ってきました。雨は小一時間で上がりました。

ここは、ベイサイドマリーナに良く似た、ヨットハーバーと商業施設がドッキングした施設です。伊東マリンタウンという名前です。

地元じゃ有名な“はるひら丸”の遊覧船。

マリンタウンにはお風呂もあるし食事もできるのですが、
ビジター料金が7千円もしたので、ちょっと節約してお風呂は近くの銭湯“汐留の湯” 金250円也。夕食はミニストップのお弁当。

お弁当食べたら睡魔におそわれ寝てしまいました。
翌朝はまた3時起床です!
第1日目は赤の点線です。約70哩(120km)

良く走りました。