城陽人のフォトアルバム

季節の移ろい、日々の情景、目に映る景色、町並みの風情や、カメラに映った画をそのままに貼り付けてゆきたいと思っております。

MIHO MUSEUM春季特別展と近江八幡水郷めぐり

2022年04月12日 | 旅行
今年初めてとなる旅行は
コロナウィルス第6波、蔓延防止処置が解除明けとなる、
4月9日で、この春1番の陽気に誘われてお出掛けできました
最近はコロナの影響もありますが、地元新聞社の日帰りバス旅行です
 
柄にもなく美術鑑賞と、屋形船遊びです
近江の旅をお楽しみください
 
京都駅前をバスで8:30に出発し・・・
名神、新名神高速道路を通り、新名神信楽斜張橋が向こうに見える県道16号、12号線を経てMIHO MUSEUMと向かいました
 
本当にこんな曲がりくねった山道の先にあるのかと思っていると、 MUSEUM駐車場に9:30頃到着しました。また、展示館に行くのに、左手の上り坂を約500mほど歩いて行かなければならないのですが、
でもこの通り、この春、最高の桜の見頃と暖かな麗らかな天候に恵まれ、道の両側に満開に咲く桜のお花見ができ、気分はハイテンションでした
 
え!何故と思うトンネルを抜けて展示館への道は続いています
 
トンネルの先は斜張橋になっており・・
 
振り返って見れば、斜張はトンネルに繋がっていました
 
何だかこんな山の中に近代的な直線的な文明が存在しているなんて、不思議な気がしました
 
その先に南北に長く繋がった美術館棟の入口が迎えてくれました
こちらの建物も幾何学的な近代的建造物でした
でも形は昔の日本建築・茅葺き屋根の古民家の形を成していて、丸窓を設えたノスタルジーを感じさせる落ち着いた建造物でした
 
入口を入り振り返ると、
天井もガラス張りで、設計者I.Mペイ氏の「自然と美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに自然を復元されていました
また、MUSEUMのテーマは「桃源郷」。道に迷った漁夫が仙境の楽園ー桃源郷を見つけ出すという中国の古典、陶淵明の「桃花源記」に描かれた物語をこの信楽の地に実現されたそうです
道理で山深い山中にある訳がようやく納得がいきました
 
まるで、六曲一双の屏風を見ているようです
この右手・北館が特別展棟で、左手・南館は常設展で、「エジプト」「西アジア」「ギリシャ・ローマ」「南アジア」「中国・西域」に分かれ、創設者・小山美季子さんが40年にわたり蒐集された茶道具、神道・仏教美術、書画、陶磁器、漆器などの多彩な日本美術から、世界の古美術、約3000件のうち約250件の常設展示棟となっています
 
今回は日本の「懐石の器」が特別展となっておりましたが、撮影禁止となっており、紹介できなくて残念です
懐石料理の器に盛りつけた写真とともに、本物の器が並べられ、温められた石で空腹をしのぐお料理が懐石料理であるとのこと、その心を知った思いで、MUSEUMに別れを告げ、次の目的地に向かいました
 
次の目的地に向かう前に、丁度、昼食時でしたので、信楽焼名物の狸がお出迎えの、その名も信楽陶苑「たぬき村」で昼食を取りました
 
流石、近江の国、近江牛の「すき焼き」です
天ぷら、お刺身、旬の物、茶蕎麦、茶わん蒸し、香の物、デザートなどもついており、お腹一杯頂き、次の目的地へと参りましょう
 
やって来ましたのは、この旅の2つ目の目的地、「近江八幡水郷巡り」です
この水郷巡りは、ここと他にもあり、この東には「西の湖」巡りもあり、以前には「八幡堀巡り」も行きましたが、ここは初めてでした
それでは屋形舟に乗り込みましょう
 
今回は総勢38名で、5艘にそれぞれ分乗して乗り込みました
それでは80分の舟遊びを楽しみましょう
 
櫓を操る船頭さんです
櫓という、日本の文化がいまでも引き継がれているのですね
 
ここ北之庄近江八幡水郷巡りは「北の庄沢を守る会」が運営されています
 
水辺には種々の生き物が生息して、この杭には「川鵜」が止まってていました
 
こちらの桜堤には「青鷺」が餌を狙っていました
鳥はこの他に「鴨」「カイツブリ」「白鷺」なども生息し、川面には「にごろ鮒」「ブラックバス」などもいるようです
 
この枯れた背の高い植物は「葦(あしともよしとも読むようです)原」です
水路は一面の葦原の中を進みます
 
水路は細いところもあれば、池のようになっているところもあり、早春の肌に心地よいそよ風が吹き、舟のゆったりとした揺れが眠気を誘います
 
水路の両側はほとんど水田となっており、その水際は葦原になっております
こちらには「東屋」が見え、さしずめ中国の一服の水墨画の様相を呈しています
 
葦原が続き長閑な春の一時です
 
芦原は年に一度野焼きが行われるそうで、ここ水際は新芽が伸び春の息吹が聞こえてきます
その向こうは枯れた葦が黒く焼かれています
さらにその向こうは風の吹き具合により取り残され枯れたままの葦となっていますね
 
春の温かい日差しに精一杯枝を伸ばした桜の花がここぞとばかりに咲き誇っていました
 
負けじと菜の花も桜と共演をして頑張っておりました
 
人々に春を感じさせ、色を添える雪洞も添えられていました
 
 
この橋は皆様ご存じの時代劇に登場する橋、名前はないようですが、木造の橋です
 
水路には道が走っており、ところどころに橋が架かっておりました
 
こちらの橋の石垣ですが、石垣積みでは知名な大津日吉・穴太衆の「穴太積」です
 
こちらの橋の下には水郷の漁獲に使用される「ウナギ漁の仕掛け」です
細長いところを好むウナギの習性をうまく利用した竹の筒でした
 
水郷地帯の守り神として信仰のあった「よしの大龍神」の祠です
こちらの葦は大阪天満宮へ奉納されています
 
後ろの山は「繖(きぬがさ)山」
西国三十三箇所32番札所「観音正寺」のあるお山です
 
こちらは織田信長が築城した「安土城」のあったお山です
 
葦と櫓漕ぎ屋形舟とオールボートの対比がなんとも長閑で・・
 
桜の花が趣を添えています
 
「葦と和船」
静かな川面に鳥の鳴き声が聞こえてくるようです
 
舟遊びの余韻に浸りながら、水郷巡りに別れを告げましょう
 
現実に戻りやってきましたのは、「めんたいパーク」
昨年にオープンした新しいテーマパークです
何だかカルピスのイメージを思い浮かべてしまいます
 
「めんたいこ」のお出迎えです
 
製造ラインも見学できます
 
もちろん明太子製品のお買い物も
 
こちらでは即食べることもできます
 
そのイートインスペースも設けられています
 
こちらの人気の一つでもあるキッズパークは、幼い子供の遊び場もあり、子ずれには一日遊ぶことができるテーマパークのような遊び場となっています
 
もちろん屋外にも遊び場もあり、抜け目ありませんでした
 
そして若いカップルにはお洒落な「サンセットテラス」で恋を語ることもできます
夕日を眺めながら帰路に着きましょう
 
おしまい

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「夕日が浦温泉で味わうカニ... | トップ | JOYO産業祭in2023 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事