奥州平泉 毛越寺

2008.11.23　

本当に急に行く気になった。
ネットでの新幹線の手配とホテルの予約が取れたのは、出発の5時間程前の午前3時過ぎだった。

最初の予定は、平泉の「毛越寺」と「中尊寺」の2ヶ所を2日間でゆっくり廻るというものだった。
東武伊勢崎線、武蔵野線、埼京線そして新幹線1回乗り換えて、更に「毛越寺」のある平泉駅に着いたのは、丁度昼頃。
観光案内所で、散策マップを貰い、バスやタクシーで移動する他の観光客を尻目に、最初の目的地の「毛越寺」に向けて歩き出す。
秋晴れの良い天気と終わりに近い紅葉を楽しみながらの1㎞程の道のり。

途中こんな風景が、



う～ん、まだまだ紅葉ですね。

また、土地柄か、こんな建物も目についちゃいました。



看板がなければ、銀行には見えない建物です。

さらに進んで行くと、

　旧観自在王院庭園跡



藤原基衡の妻の建立。大小の阿弥陀仏が池に臨んで建てられていたとか。
発掘調査に基づいて「舞鶴が池」が復元されている。
それにしても今日の雲は凄い。


旧観自在王院庭園跡を過ぎると、「毛越寺」はもう一息。

　「毛越寺」入口



「毛越寺」は、天台宗の別格本山で、山号は「医王山」
平安時代の庭園遺跡がほぼ完全に残っていて、特別史跡、特別名勝の二重指定を受けている。
それじゃあ、いつものとおりクドクド説明するのはやめて、皆さんに奥州が誇るパワースポットのパワーを堪能して貰いましょう。

　まず、気持ちだけでも「手水」を遣ってください。




　次に線香を供えてから、本堂にお参りしてください。



※　ここは天台宗のお寺ですから、間違っても『二礼二拍手一礼』をしないでくださいね。
この日も間違っているカップルがいました。

本堂の向かって右手で授与品を扱っていますので、ご朱印を戴くも良し、絵馬を入れるも良し、授与品（御守、念珠など）を授かるも良し、おみくじを引くも良し。

　納得が行ったところで、境内を散策しましょう。
まだまだ、紅葉が綺麗です。
所々の堂では、お賽銭を忘れずに。心をこめて拝み、毛越寺のパワーを享受してください。


　「大泉が池」










　「開山堂」



毛越寺開山の慈覚大使を祀っています。
他に両界大日如来像、藤原三代の画を安置しています。
創始者と藤原三代のパワーを貰いましょう。
お賽銭を忘れずに。


続いて池の周りを順路に沿って歩きます。



紅葉が見事です。自然からもどんどんパワーを貰いましょう。


　鐘楼



心の中で、鐘をついてみましょう。


　遣水（やりみず)



遣水は、山水を池に引くためのものですが、水底には玉砂利、蛇行する流れには水切り、水越し、水配けなどの石組みがあり、四季の草花と相まって、素晴らしい景観です。
平安時代の遺構としては、日本唯一のものです。


　常行堂



阿弥陀如来、脇士四菩薩、摩多羅神を祀っています。
ここからもパワーを貰いましょう。
お賽銭を忘れずに。

引き続き紅葉の池畔です。




　出島石組みと池中立石






これで大体池畔を一周です。
どうでしたか？パワー貰えましたか？

境内には、このほかにたくさんの堂跡が残っています。
あきらかに境内には、その種のパワーが溢れているのが分かります。
これを信じるか、信じないかはあなたしだいです。