駅の上りエスカレーターで改札口に向かっていた時のこと。
上にいたお婆さんがよろけて、突然、落ちてきた。
思わず、悲鳴!🙉をあげてしまった私。
私の役割は、後ろの人を将棋倒しにしないこと。
その使命に燃えた私は片手でエスカレーターのベルトをつかみ、
もう片方の手でお婆さんを支えた。
手が青紫色になるまで、頑張ってベルトを握り締めた。
だけど、エスカレーターで2階に上り終えた時、
お婆さんは「すみません」の一言で去って行き、
後ろの人達も何もなかったように通り過ぎて行った。
駅員さんにも報告したが、何も相手にされなかった。
私は、整骨院で手首の治療をすることになった。
以来、エスカレーターはちょっと緊張する。
その後、重い荷物を持って、エスカレーターに乗った時に
「重心が崩れるとあの時のように落ちるなぁ•••」と想像していると、
そのシュミレーションのとおりに荷物に引っ張られてバランスを崩した。
落ちるぞ•••落ちるぞ•••••
落ちた!
周りに誰もいなくてよかった。
人を巻き込むことは避けたい。
マイナスの想像なんて、するもんじゃない。
「転ばぬ先の杖」•••その杖とは、私にとって「平常心」なのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/c6/8ce8a51beedbab9cf2967e6bb05b410e.jpg?1696944862)
⭐️ エスカレーターの件 ⭐️
▼後日談
近くのスーパーで、
エスカレーターの事故防止のためのポスターが貼ってあった。
同じような事故があちこちであるのだろう。
さて、先日も
階段を降り切ったところで振り向くと
上から、人が落ちてきた。
なんでもカバンの携帯が鳴ったので驚いて、
階段を踏み外したのだそうだ。
湿布を調達して、応急処置のお手伝い。
後日、その方は靭帯損傷であったと話してくれた。
シルバーのみなさん、気をつけましょう、ね。