本 2009。

2009に読んだ本を振り返ってみます。

今年は、なんだか、いろいろと迷走しながら本を読んでた気がします。
残業規制とか、仕事でうまくいかないことが多くて、
自己啓発的な本を読んでみたり、
とりあえず無料でもらえた本を読んでみたり、
あとは、映画を見たものの原作が読みたくなったり。

感想は後半で。
とりあえず、並べてみます。

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・仮面の告白 (新潮文庫)　三島 由紀夫 / 新潮社

・「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫)　橋本 治 / 新潮社

・人間失格;桜桃 (角川文庫)　太宰 治 /角川書店

・走れメロス (新潮文庫)　太宰 治 / 新潮社

・一週間で女(じぶん)を磨く本―「うれしい変化」が起こる63のヒント (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)　浅野 裕子 / 三笠書房

・上手な話し方の技術 (中経の文庫)　櫻井 弘 / 中経出版

・できる人の超速★勉強法 (中経の文庫)　安河内 哲也 / 中経出版

・行きそで行かないとこへ行こう (オーケンののほほんシリーズ)　大槻 ケンヂ / 学研

・エーゲ海に捧ぐ (中公文庫)　池田 満寿夫 / 中央公論社

・頭の中がカユいんだ (徳間文庫)　中島 らも / 徳間書店

・「美しい」ってなんだろう?―美術のすすめ (よりみちパン!セ 26)　森村 泰昌 / 理論社

・名画に教わる名画の見かた　早坂 優子 / 視覚デザイン研究所

・鑑賞のための西洋美術史入門　早坂 優子 / 視覚デザイン研究所

・美の教室、静聴せよ　森村 泰昌 / 理論社

・ピクトさんの本　内海 慶一 / ビー・エヌ・エヌ新社

・プラスチック (図解雑学)　佐藤 功 / ナツメ社

・星の王子さま (岩波少年文庫 (001))　サン=テグジュペリ / 岩波書店

・わしらは怪しい探険隊　椎名 誠 / 角川書店

・日本細末端真実紀行 (角川文庫)　椎名 誠 / 角川書点

・大人失格―子供に生まれてスミマセン (光文社文庫)　松尾 スズキ / 光文社

・ロマネ・コンティ (中公文庫)　池田 満寿夫 / 中央公論社

・グーグーだって猫である 小説版 (角川文庫)　犬童 一心 / 角川グループパブリッシング

・壁 (新潮文庫)　安部 公房 / 新潮社

・夢の逃亡 (新潮文庫 草 121-13)　安部 公房 / 新潮社

・パンドラの匣 (新潮文庫)　太宰 治 / 新潮社

・情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)　奥野 宣之 / ナナ・コーポレート・コミュニケーション

・のほほん人間革命 (角川文庫)　大槻 ケンヂ / 角川書店

・モデル失格 ‾幸せになるためのアティチュード‾ (小学館101新書 24)　押切 もえ / 小学館

・ホノカアボーイ　吉田 玲雄 / 幻冬舎

・今夜、すべてのバーで (講談社文庫)　中島 らも / 講談社

あとは、青空文庫で、

・蜜柑 / 芥川 龍之介

・ヴィヨンの妻 / 太宰 治

それから、短編をいくつか読んだケド、忘れてしまいました。。。

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この中で、印象が強かった作品は、

・エーゲ海に捧ぐ (中公文庫)　池田 満寿夫

・「美しい」ってなんだろう?―美術のすすめ (よりみちパン!セ 26)　森村 泰昌
・・・美術家 森村泰昌さんの本。
もともと、子供向けに書かれた本で、とても分かりやすい。
現代美術を、いろいろな切り口で解説していて非常に面白く、
現代美術好きな人にも、苦手な人にも、いろんな人におすすめした一冊です。

・壁 (新潮文庫)　安部 公房
・・・高校の国語の教科書にあった「赤い繭」以来に読みました。
芥川賞受賞の「S・カルマ氏の犯罪」は、
とにかく先を読みたくなりつつ、読んでも腑に落ちず、
最後の最後まで気分は晴れないけれど、
次から次へと頭に強いイメージが浮かんできて、ものすごい印象に残りました。

・ホノカアボーイ　吉田 玲雄
・・・「Porter Classic」取締役の吉田玲雄さんのエッセイ。
映画を見て、良かったので、原作を読んでみたくなって読んでみました。
そうしたら、映画とはずいぶん違う雰囲気でびっくり。
でも、これはこれで好き。
素敵な景色と、美味しそうな料理を想像しながら読んでいると、気持ちがいいです。

・今夜、すべてのバーで (講談社文庫)　中島 らも
・・・読んだトキ、病院の描写などが怖かった。
そして、どうしても飲んでしまう精神状態が、リアルで怖かった。
怖いけど、コメディタッチで、テンポよく、読めてしまう。
読みながら、今日こそ飲むのをやめようって思ってしまう。でも、無理。


「「美しい」ってなんだろう?―美術のすすめ」　森村 泰昌が、
とにかく今年のNo.1かな、と、思いました。


2010年も、素敵な本と出会えますように。