瀬戸内国際芸術祭 最終日。
こちらも三度目となる男木島に伺いました。
(男木島の港で出迎えてくれる、ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」。さまざまな国の文字でつくられた白い建物が青空に映えます。)
■レンタサイクルなら楽々!男木島灯台へ。
展示は9:30からですが、男木島着の船は8:40か10:40なので(^_^; 8:40着の船で到着後、鑑賞時間になるまで港と逆側にある男木島灯台に行ってみることにしました。
徒歩で往復1時間ほどということですが、港のそばにレンタサイクルがあったので、電動自転車をお借りしました。(3時間500円)。
(※レンタサイクルは男木島灯台or海水浴場に行く用で、作品のある男木島中心部は巡れません。)
男木島の坂道は本当に急なので、本当にこんなところ自転車で登れるの〜?!とぎょっとしてしまいますが、電動自転車なら楽々のぼれてびっくりです。
(急すぎて車でも怖いくらいの坂道…>_< 電動自転車だと普通に登れてびっくり!!)
(灯台にいくまでの風景も美しい…!)
男木島灯台の付近は砂浜が広がり、大きな船が行き来する様子が見えます。
(120年の歴史をもつ男木島灯台。石造りの建物が美しいです。)
(資料館もありました、)
また、ちょっとはなれた海水浴場にある山口啓介さん「歩く方舟」へも、自転車だと行きやすいです。
(写真では”山”のように見えましたが、近づいてみると、”船”が海に向かって歩いているんですね。)
(海辺には、こんな猫さんたちも。)
■ 細い坂道を登って古民家へ 男木島作品めぐり。
自転車を返して徒歩で作品めぐりに向かいます。(こちらも今年の新しい作品を中心に回りました。)
男木島では、ほとんどの作品が古い民家のなかに展示されています。
大岩オスカールさんの「部屋の中の部屋」は、足を踏み入れてびっくり!部屋が90度回転したトリックアートのような作品でした。
(襖には瀬戸内をテーマにした大岩オスカールさんのペインティングも見られるのが嬉しい!)
とても素敵だなぁと思ったのは、松本秋則さんのアキノリウム。
手作りの楽器を、はじめはシルエットで楽しみ、立体で楽しみ、音で楽しむ作品。ころころとした、耳にしたことのない可愛らしい音が、まるで民芸品のような、竹でつくられた楽器から発せられているのが意外でした。
(いつまでも聴いていたくなってしまいますが、数人ずつしか見られないので5分ほどで交代です。)
そして、今年も昭和40年会の展示「昭和40年会男木学校 PSS40」がありました。
(会場はこちらの旅館。)
会田誠さん、有馬純寿さん、大岩オスカールさん、小沢剛さん、パルコキノシタさん、松蔭浩之さんの昭和40年生まれの6名によって構成される昭和60年会。
(当日のメンバーの予定表も…!)
有馬さん&大岩さんの作品「男木島のアントニウス」は、芸術祭に対する問題提起のようにも見えたり…(3年前のパルコキノシタさんの作品にも、芸術祭への問題提起があったように感じます。)
また、会田誠さんは、8月中、こちらの会場で公開制作をされるそうです。
(私が伺った日は滞在初日でこの状態でした。会期中にどうなっていくのでしょうか?)
(道端にはこんな”貸し帽子”も。嬉しいです。)
瀬戸内最終日、わたしは午後イチのフェリーに乗って高松に戻り、半日かけて電車で関東まで戻りました。男木島は、ちいさな住宅地に作品が密集しているので、半日程度でも徒歩でまわりやすい島です。小さな島ですが食堂も点在しているので、作品とあわせてこちらものんびりと楽しむのもいいですね。
瀬戸内国際芸術祭は作品だけではなく、島の自然や穏やかで美しい瀬戸内海、こへび隊さんや島の方、船の方たちと色々お話しさせていただけるのも魅力的な芸術祭です。 気になった方はぜひ足をはこんでみてください!
芸術祭が終了した翌日だったので、見事に何もやっておらず、兵どもの夢のあとを、一周し外から見てきました。でも、ここで豊玉姫神社を見ていたおかげて、豊島百万ラボの意味を少し理解することができた気がします。
こちらで、あの中は、こうなっていたんだ・・・・と追体験することができました。
会期終了の翌日だったんですね。でも、それが豊島百万ラボの作品につながってきたんですね。
私は、芸術祭の期間外に男木島・女木島に行ったことがなかったのですが、女木島の常設のような屋外作品などは期間外でも見られるのでしょうか?
パイプ=オルガン? ポンプ見たいのを発見して、パイプを通して音がでるのかな? なんて想像しながら、出会った人と、作品の意味について話したりしてそれなりに楽しかったです。
歩く箱舟は、ずっとキノコだと思っていて、それさえも疑問に思わず、戻ってこちらを見直して、舟がさかさになっていたことに気づきました(笑)
雨だったので男木島灯台はパスしましたが、歩いて行った人もいて、その方は、女木島の洞窟もテクテク歩いていて、島の回り方もそれぞれに傾向があって面白かったです。
主人が先に返り、この日は、一人でした。女性のひとり旅は、なんだか同志感があり、つかず離れずの感じが心地よかったです。
見に来た方とお話がはずむというのは、なんだか芸術祭らしくていいですね^_^
歩く箱舟は、わたしもはじめ写真でみていた時には船だとは思わず…山だと思っていたので、実物をみてアッ!という感じでした。
よく考えたらタイトルのままなのに、不思議ですね。
それにしても、雨の中男木島の灯台&女木島の洞窟を徒歩で行かれてしまうかたはすごいですね!体力と時間を考えるとなかなか真似できないですが、歩くことでそれ以上に見えてくるものがきっとあるんですね^_^
コメントありがとうございました!