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『大学教授コテンパン・ジョーク集』を読む

2007年03月24日 | 折々の読書
坂井博道著『大学教授コテンパン・ジョーク集』(中公新書ラクレ183)2005年7月,中央公論新社

大学教授をめぐるジョーク集である。著者は現在も教授職にある人。そういう人が大学の教員を揶揄したような本を書いていいのだろうかと思うが,そこは寛容な人間が多いから大丈夫なのだろう。まあ,あくまでもジョークということで。しかもコテンパンというほどのこともないので(笑)。。。

世間では学者タイプというとアカデミズムの中で鷹揚な研究生活(のような)ことをしている人たちと思われているので,ジョークには事欠かないのであろうか。学部別に多数のジョークが集められている。いずれも,よく流布されたジョークらしく,どこかで聞いたような話の大学ヴァージョンのようなものも採録されている。「例題」をここで紹介するような愚は犯さないので興味のある方には読んでいただく他はない。残念ながら音楽学部は無く淋しい。

大学も競争原理とやらが取り入れられこのようなジョークもそのうち通じなくなるかも知れない。個人情報やら説明責任やらコンプライアンスやらで研究生活も窮屈になってきているのではないか。無責任なのも困るがあまりにもゆとりがないのも学問の発展には障害となるのではないかと余計な心配をしてしまう。社会全体がジョークが通じなくなっていないよう祈る。

(ラクレには他に早坂著『世界の日本人ジョーク集』なども出しており,なぜかジョーク集の好きな新書である。それだけ我々もユーモアを理解する余裕が出てきたと言うことか,それとも世の中が窮屈になってきた反動か。。。)


9 コメント

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ほんとだ、偶然ですねえ。 (せろふえ)
2007-03-25 08:36:55
早坂隆著『世界の日本人ジョーク集』のほうを読みました。
音楽のほうは、独立してものすごい数がどこかにありそうですね。
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大学ジョーク (ひなげし)
2007-03-25 08:49:09
私がいた研究室のおきて(笑)はこんなんでした。

良い心理学者は、大酒飲みでへヴィスモーカーでヒゲを生やしている。
なぜならヴント先生がそうだったから。

ヴント先生とは1879年ライプチヒ大学に世界で初めての実験心理学研究室を作った人。
私は酒飲み以外の条件は失格でした。
ヒゲなんか生えるもんかっ。


チェロの話題を全然書き込んでいませんね。
先週先週レッスンの前日にA線が切れてしまいました。
余裕をもってスペアを買っておく懐の余裕がなかったのです。
あわてて弦楽器店を検索し、家から電車で15分ほどの街に発見。
焦って飛び出して行ったら、マンションの一室だったのでビビりました。
でも背に腹は代えられず失礼は承知でムリヤリ売ってもらいました。
今まで買った中でそこが一番安かったのでこれからは電話してから行こうと思います。
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こんなページが (isis)
2007-03-25 23:25:01
せろふえさん,お久しぶりです。

それだけ売れているということでしょうかねえ。。。
自分でもそちらの本を紹介していたことを今思いだしました。。。http://blog.goo.ne.jp/cellisch/e/6d00edfdb88b9ae64dfc52bf5a7b774e

さて,こんなページがありましたが,あまり面白くありませんねえ。。。↓
http://www.cello.org/heaven/silly/jokes.htm
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ヴント大先生 (isis)
2007-03-25 23:37:41
ひなげしさん,

ヴント。。。懐かしい名前です。。。
大学時代の心理学の講義を思い出しました。その先生も「心理学者はひげを生やしていなければならない」云々と言っておりました(精神分析のフロイトも然りとも言っておりました)。偶然の一致ですかねえ。それとも学者間で共有していた話題だったのですかねえ。。。う~ん,ひなげしさんは心理学徒だったのですねえ。。。

弦楽器店は小規模なので,マンションの一室やアパート,自宅の一室で営業なんてことはよくあります。
でも,スペアを買っておくまでもなく,取り替えた古い弦を捨てずに取っておくといざというときの応急処理にはなります。もっとも,後で新しい弦を買いに行くわけですが。
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ヒゲ・酒・煙草 (ひなげし)
2007-03-26 22:12:32
それはたぶん伝統的な実験心理学系の心理学科が数えるほどの大学にしかなかった時代に広まっていたジョークと思われます。
今のように臨床心理系の研究室が増え、女子学生とコンパが嫌いな男子学生が大半を占める今となっては誰も笑いますまい。

わたしは調弦が下手で細いA線はいつも切ってしまうのです。
調弦のコツって何かありますか?
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調弦 (isis)
2007-03-26 22:56:34
ひなげしさん,

古典的なジョークでしたか。ヨーロッパの学問の伝統に対する憧れも入っていたのでしょうね。私が学生だった頃のキャンパスは教員より学生の方が髭を生やしていましたねえ。。。

A線が細い?いえ,とんでもなく太いですよ,ヴァイオリンのA線と比べたら(爆)。
そのA線をいつも切るのだから,ひなげしさん,さすが武闘派!将門公をサポートできたかも。。。
私流調弦のコツは少しずつペグを回すこと(押しながら回すこと)。大まかに調整したらテルピースのアジャスターで微調整。いずれもチューナーの針を見ながらの作業。大幅に狂っているときや弦を張り替えた当初は戻りやすいので,とりあえず調整したら大まかなまましばらく弾いて安定してから微調整をしたりします。そんなことくらいか。切れてしまうほど一気に巻き上げないこと。
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将門煎餅かじりながら (ひなげし)
2007-03-27 00:04:17
掲示板見てます。

私よりチェロ歴の長い初心者仲間に相談したら「え~っ、自分で弦るの~っ?!」なんて言われちゃうし。
調弦にいつも苦しんでます。
特に気圧や湿度の不安定なときはうまくいきません。

ペグを押しながら回しているのですが、握力・腕力とも低いため、力いっぱいやらないとペグが止まらない。
んでもって、恐る恐るやっても力の加減ができなくて弦を切ってしまっていたんですよ。

年末にどの弦もワカメの様にヘロヘロになり音が全然合わなくなってしまって、一度にすべての弦を変えました。
この時いっぺんに4つの弦を緩めてしまったから大変。
駒が外れ、テールピースまで飛んで行って私の愛弦はただの箱に。
宴会に出かける前の10分で泣きながら元に戻しました。

レッスンの時に先生にその惨事を報告したら、「自分でテールピースを外せるならエンドピンを変えることもできますね」なんてのどかに言われました。
外したんじゃなくて勝手に飛んでったんだっーの。(笑)
 
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正誤表 (ひなげし)
2007-03-27 22:36:17
上のコメントにまちがいがあります。

誤 「え~、自分で弦るの~?!」
ではなく
正 「え~、自分で弦張るの~?!」
でした。
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不幸中の幸い (isis)
2007-03-28 01:41:03
ひなげしさん,

おお,正誤表だ!懐かしい,かつ,仕事を思い出す。会議の通知を流すとき,思わずやってしまう日時の間違い。「先ほど送ったメールの日程は【正】~とか,やっております(笑)。。。

私も同様に将門煎餅【厚焼き】,【薄焼き】頬張りながら。。。With Whisky。。。(笑)

今まで,弦を張るだけでなく,楽器周りはあらかた自分でするもの,できるもの,と思っておりましたが。。。お店に任せるのですか?

ペグについては佐々木マイスターのページにヒントがあるかも→http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/wirbel.htm
まあ,弦の限界に挑む前に音を聞きながら巻いてください。

4本の弦が一度に外れると惨事ですねえ。でも,魂柱が倒れなかったのは不幸中の幸いです。私は人為的に全部の弦を外した結果,魂柱が倒れてしまいました。よって,工房に担いでいき直してもらわなければなりませんでした。

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