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弓の持ち方を変えてみると

2020年07月29日 | チェロ
 
それは雑談の中で発覚しました。
右手の運動の疑問を先生に尋ねてみたのですが、その説明の中で、私の弓の持ち方が先生とは異なっていることが発覚しました。弓を持った親指の反対側の指は2と3指の間であり、3指はフロッグの金属部分辺りに位置するとの先生の説明に、思わず自分の右手を見てみると、親指は1指と2指の間にあるではありませんか。これは先生の説明より指1本分ほど前ということになります。

あれれ、これはどうしたことか。今の今までこれでいいと思っていたし、それなりに弾けています。
初めて教わった持ち方を忘れてしまったのか、バイオリンの癖が出てしまったのか。それとも(この歳で病院に行くと必ず言われる)加齢に伴う変化でしょうか(笑)。

試しに言われたとおりに持ってみましたが、ものすごく違和感がありしっくりきません。持ちづらく、弓を落としそうで危なっかしい。
これはどうしたらよいのか。直すべきか、直さざるべきか。この先、長いことはないのだから何を今さら。このまま平和に暮らせばいいじゃないか。いえいえ、自己流で完璧に弾けていれば敢えて直す意味はありませんが、弾けていないのですから試してみる必要はあります。


早速、家に帰ってから持ち方を変えて弾いてみました。
4つの指を指一本分前に繰り出すわけですからバランスが変わり、弓をコントロールすることが難しくなりました。小指に係る重さが2倍くらいに感じます。4本の指の位置が変わったので感触も変わり持ち辛くなりました。


【写真A】


【写真B】
写真Aは今までの持ち方で、中指が毛箱の金具の位置にあります。写真Bの新しい持ち方では4本の指がそれぞれ前進して薬指が金具の位置にあります。


【タイトル写真】
模索している新しい持ち方。まだ慣れていません。
*弓の持ち方は時代、流派や個人差により相違があります。


しかし、大きなメリットも分かりました。それは弓毛を使い切るのに有利だということです。何をしなくても指一本分弓元まで近づいているからです。今までは、使い切ったと感じても優に5cmくらいは残していました。これから慣れれば文字どおり全弓を使い切ることが楽になるだろうと思えました。自分史上、最大の発見かも知れません。

そう思うと気分も前向きになります。
これからの展開が楽しみだなあ。下手になる気がしない(笑)。

Panasonic/LUMIX LX9
2020/7/30 写真及びキャプションの追加をしました。


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