ピアノで白鳥

前のレッスン課題曲、「シシリエンヌ」の時に思い立って伴奏用MIDIファイルを作成し練習に使ってみました。ところが、パソコンの小型スピーカーではチェロに完全に消されて聞こえず役に立ちませんでした。
そこで、あれこれと考えたのですが、結局、Bluetooth（BT）接続ができる電子ピアノを使うことにしました。機種選定の紆余曲折を経てカワイのCN27を購入しました。

パソコンで作成したMIDIファイルをiPhoneにコピーし、iPhoneからカワイの専用ソフトを介してBTで電子ピアノに送信することができます。さすがに12cmフルレンジスピーカー2個ですから、チェロを弾きながらでも伴奏の音が聞こえるようになりました。めでたし。（ピアノとパソコン間で直接通信できないのが玉に瑕ですが。）


（写真１）
椅子に座ったままスマホをタッチすると伴奏開始です。伴奏MIDIの冒頭に２小節追加し、A音を２回、２小節鳴らし合図にしています。昔懐かし「マイナスワン」方式です。オリジナルの４手用から作成しましたが（下の譜例）、まだ素のままなので強弱もなく速度も厳格です（笑）。



このCN27ですが、ピアノは弾けない私ですが、生意気にも音色とタッチが気に入りました。また、堅牢そうな躯体も好ましい点です。ピッチが可変なのも電子ピアノのよいところです。チェロの442Hzにピアノが合わせてくれますから。
機能的には、電子ピアノのグレードによって上を見ればきりがないのでこのピアノに落ち着きました。増税にギリギリ間に合いました（笑）。

チェロ＝ピアノのカラオケ目的以外では、弦楽器ではややこしい複雑な調号や旋律を試し弾きしたりするのに使用しています。この場合、鍵盤楽器は大変有効ですね。
ゆくゆくはピアノも練習しようという野望もないわけではないのですが、現状はチェロ専心です。伴奏を聞き分けながら弾けるようになるまで練習あるのみです。

こうして、狭い部屋は隠居部屋から弾き籠もりカラオケ・ルームに姿を変えつつあります（笑）。∎


（写真２）
カワイのCN27の鍵盤。現在はCN29にバージョンアップされています。

Nikon D500/AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 G VR II
AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G