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弓の毛替えと弦の張り替え、楽器の微調整 2021(Ⅲ)

2021年05月22日 | チェロ
いよいよ、上の2本を張り替えます。いつものことですが、私の張替え方法は自己流です。1年に1回あるかないかなので一向にスキルが向上しません(笑)。


a線から、2年近くも付き合ってくれたアリオーソを外し、スピロコアと入れ替えます。見ると何やら付いています。ああ、懐かしや、駒の上に乗せる食い込み防止チューブです。試しに付けてみましたがペグを巻き上げたら駒から弦が滑って落ちてしまいました。材質が固すぎるようです。意味がない。取り敢えず、チューブは保留したまま弦を張りました。
最後になったd線。ペグが糸箱の一番奥でやりにくい。何とかドライバーを使って弦の先端を馴染ませてから巻きました。作業は2本で1時間弱。意外と長く、疲れます。多分、考えている時間の方が長いからか(笑)。


張替え完了後のチェロ。チューブは中途半端に付けたままです(これがもとで雑音が発生したので、結局、撤去しました)。


弾いてみた結果は、アリオーソが絹ならスピロは木綿豆腐かなあというところが第一印象(笑)。まあ、これから弾き込んで馴染んでいけば印象も異なってくるかも知れません。
弦が全部変わって音も性質も変わってきたので、松脂も変える必要があるかも知れません。今までハイブリッドで塗ってきた松脂ですが、微妙な面も。これも今後の課題です。


私の張替えツール。作業時に手の届く場所に置いています。左から、3Bの鉛筆(ナットの溝の滑りをよくするために塗る)、ピンセット、マイナスドライバー、プライヤー、タオル(表板の傷防止用)、マイクロファイバークロス。


ということで、今年の弓と弦の張替えは終了です。楽器の微調整については経過観察、つまり、技術の向上を期待することにします。その結果によっていは再度張替えとなるかも知れません。いずれにせよ、もっと弾くこと!でしょうか。


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