ゴールデンウィークの初日に相応しい天気だ。新緑の野や山へ,これからたくさんの人出があるのだろうが,私はひたすら愛する地球のためエネルギーの節約に努めることになるだろう(笑)。
さて,懸案だったガットへの張り替えを終了しました。C・Gはピラストロ・ゴールド,D・Aは同オイドクサです。昨年の暮れにA線から始めたのですが,掠れがひどく様子を見ましたが,その後元のヤーガーに戻しました。しかし,最近,C線をガットにしたのを機に再度張り替え。しばらく置いて,G線,昨夜,D線を張り替えて全線ガット化を完了しました。5か月もの長期作業でした(笑)。
私の場合,オイドクサは金属的になりがちで,すぐ音が裏返る,擦れます。A線は特に症状が出ますが,次第に落ち着いてきたようです。あるいは私の右手が順応したのでしょうか(笑)。腕か,弓か,楽器か,そのすべてか,よく分かりませんが,もう少し弾いて見なくてはならないでしょう。幸い,C・Gはとても鳴りがよく弾きやすいです。いや,今までで最も鳴る状態になりました。今まで出ていなかった音も出るようになりました。
ここで気付いたのは,弦がよく振動するので重音の際となり同士の弦がぶつかる場合さえあると言うこと。また,指板にぶつかることもありそうです。これで指板のC線の下部にあたる部分がフラットに削られている意味が分かりました。
ガットは馴染むまでにやたらと音が下がります。張り替えた当初はチューニングした途端に下がります。しかし,数日で安定してきます。スチールの場合はアジャスターで若干いじる程度ですみますが,ガットでは伸縮幅が広いのでペグで大きく回さないとほとんどピッチの変化がないことになります。それだけ(アジャスターなしでも)調整がしやすいということでもあるでしょう。
このガットを弾いていると,確かに,弦の袋に印刷されているように「楽しくて止められない」状態になります。弾ける曲を片っ端から弾いて比較しては楽しんでいるので,少しも練習になりません(笑)。これでは,ゴールデンウィークは引き(弾き)籠もりになりそうです(笑)。
(写真は全線ガットの図。緒留めへの取付方が中途半端だが致し方なし)
さて,懸案だったガットへの張り替えを終了しました。C・Gはピラストロ・ゴールド,D・Aは同オイドクサです。昨年の暮れにA線から始めたのですが,掠れがひどく様子を見ましたが,その後元のヤーガーに戻しました。しかし,最近,C線をガットにしたのを機に再度張り替え。しばらく置いて,G線,昨夜,D線を張り替えて全線ガット化を完了しました。5か月もの長期作業でした(笑)。
私の場合,オイドクサは金属的になりがちで,すぐ音が裏返る,擦れます。A線は特に症状が出ますが,次第に落ち着いてきたようです。あるいは私の右手が順応したのでしょうか(笑)。腕か,弓か,楽器か,そのすべてか,よく分かりませんが,もう少し弾いて見なくてはならないでしょう。幸い,C・Gはとても鳴りがよく弾きやすいです。いや,今までで最も鳴る状態になりました。今まで出ていなかった音も出るようになりました。
ここで気付いたのは,弦がよく振動するので重音の際となり同士の弦がぶつかる場合さえあると言うこと。また,指板にぶつかることもありそうです。これで指板のC線の下部にあたる部分がフラットに削られている意味が分かりました。
ガットは馴染むまでにやたらと音が下がります。張り替えた当初はチューニングした途端に下がります。しかし,数日で安定してきます。スチールの場合はアジャスターで若干いじる程度ですみますが,ガットでは伸縮幅が広いのでペグで大きく回さないとほとんどピッチの変化がないことになります。それだけ(アジャスターなしでも)調整がしやすいということでもあるでしょう。
このガットを弾いていると,確かに,弦の袋に印刷されているように「楽しくて止められない」状態になります。弾ける曲を片っ端から弾いて比較しては楽しんでいるので,少しも練習になりません(笑)。これでは,ゴールデンウィークは引き(弾き)籠もりになりそうです(笑)。
(写真は全線ガットの図。緒留めへの取付方が中途半端だが致し方なし)
ご決断されましたね。暫定的に歴史のある弦を経験してみる事は、重要だと思います。
2点だけGut Tipsをお教えします。
1. 全弦とも毎日限りなく緩んで行きますので、
Pegおよびadjusterでの調節で、音程を合わせて
行かれる時に、注意されなければならないのは、
Bridgeの指板側への傾斜に対する対策です。
なんとなく数週間すると音が悪くなっていきま
すが、これは、明らかに駒が指側に傾斜して
ことに起因します。
一週間に一度でいいですから、三角定規大型を用い ての直角の辺をTailpiece側の表板と駒の下部に
当てて、直角度を測定してください。
鈴木秀美さんは、毎日やるそうです。
Gut Coffee or 古楽器よさらばに書いていました。
音がおかしかったり、曲がっていたら、
Celloを仰向けににして、全弦を一旦、
駒が動くような状態になるまで、静かに緩めます。
その後、駒を約35-40度ほど指板側に倒してから
各弦を締めていき調弦を行います。
この際、さっきの3角定規を当てて、調整しながら
弦を締めることをお勧めします。
これは、あまりお勧めしませんが、数ヶ月して音が
おかしく、駒が少し、傾斜しているときは、乱暴で すが、調弦をした状態で、文鎮のような細くて硬い 金属を駒の上部、D-Gの隙間、A-Dの隙間、G-Cの
隙間を一回つつ、数回軽く、小さなハンマーで、
軽くノックする程度、振動を加えます。
(これは、PROがやっていました。)
鉛筆の芯をよく弦と駒の触れるところ
とNUTと弦の触れるところ、に刷り込んでくだ
さい。
2. Tailpieceと弦の触れる部分に注意
これは、冬に乾燥したときに良く起こりますが
Tailpieceの引っ掛けた弦が切れる。
もしくは、Ball Endの金具が壊れる。もしくは、
ループエンドを自分で、結んで作ったものが
切れる。
これは、Pirastroの弦を購入すると付属している
白の柔らかい7-8mmの丸い綿のようなPadを Tailpieceに触れる金具の所にこのPadを弦に通して
引っ掛けると切れる事故がなくなります。
以上
大石
文書を読み直ししておりましたら、
当方の記述にミスがありましたので、
訂正します。
駒を立て直すときは、あらかじめ駒を
Tailpiece側に35-40度倒します。
しばん側ではありません。(余計悪くなります。)
大石
いつもありがとうございます。
確かに駒の角度は大事ですね。私はf字孔の下に当たる側面の貼り合わせ部分の角度と駒の下面の角度を合わせるようにしています(目視)。幸い,現在まで修正したことはありません。チェロでは弦の力と駒が安定しているのかも知れません。
昔,バイオリンを習っていた頃,先生がこの角度のことを強く言っておりました。バイオリンですとそのまま楽器を足で挟んで両手で駒を掴んで修正できます(1にある,文鎮状のもので駒を上から叩いて修正する方法がこれに近いやり方でしょうか)が,チェロではそうはいきませんね。大石さんの1のように一旦弦を緩めたうえで,予め指板側に倒れる角度を見越して締め直す方法がいいようですね。
おかげさまで2のドーナッツ状のフェルトのパーツの使い方が判明しました(喜)。これはA線でしたか?私は駒と弦の間のクッションと思って一生懸命挟んでいましたが,どうしても飛んでしまう(笑)。どうりで。。。これは弦とテルピースの枕だったのですね。(捨てなくてよかった(笑))
今回もtipsありがとうございました。
これからもまた教えてください。