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サンマルティーニよりマイルス・デイヴィス!

2021年10月14日 | 今日聴いたCD



マイルス・デイヴィスの『ウォーキン』。これもなかなかのアルバムだ。
昔、聴いたた時はうるさく感じたが、今はちょうどよい。それは歳をとって高音が聞き取りにくくなったからだろう。チェロばかり聞いて(弾いて)いるから尚更と思う。
トランペットはチェロとはまったく違う音色なので気を遣うことがなく圧倒的に自由に聴くことができる。よいことだ。

何度も書くようだが、無関係な音楽ほど聴いていて疲れないものはない。私にとってジャズはその筆頭。次、タンゴ、次、ハワイアン。
もちろん、ジャズには難しいところはあるだろう。誰もがトランペットを吹けるわけではない。だが、そういうことに拘泥することなく、ただただひたすらに聴くことができるのは有難い。何の接点もなく、知識もなく、ただ聴くだけというのは、無心になれて、ある意味、精神的なデトックスのようなものである。だから、マイルスの音がどうとかということは無関係でひたすら聴くだけである。聴けるというだけでもいい音楽なのだ。

音も50年代とは思えないほどよく録れていると思う。我が家のセレッションの音が適しているのかどうかは分からないが、悪くはないサウンドで聴けて見直している。もちろん、ジャズ自体も見直している。この盤ももう何度か繰り返して聴いた。
もちろん、サンマルティーニのことも忘れている(おっと、思い出してしまった)。

Miles Davis All stars; Walkin', Blue 'n' Boogle, Solar, You don't know what love is, Love me or leave me. Miles Davis (tr), J. J. Johnson (tb), Lucky Thompson (ts), Horace Silver (p), etc. PRESTIGE(P-7076), OJCCD-213-2. recorded in 1954.


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