同窓会の夜は、幼なじみのAちゃんとMちゃんを誘って、伊香保に宿泊。
医者になりたての頃は、大きな温泉旅館で宴会がよく行われていたが、最近は温泉旅館に泊まることなんてなかった。
Aちゃんは普段からあちこち出歩いているようだけれど、大きな温泉旅館は初めてで、「浅見光彦のサスペンスドラマみたい!」とチェックインの時からやたらと興奮していた(笑)
2次会には行かずに早めにホテルに引き上げてきたので、夜は3時間くらい3人でずっとお喋り。
2人のいびきデュエットを聞きながらとろとろと眠った。
朝はゆっくりと3人で、何種類もの浴槽のある大浴場を探検しながら楽しんだ。
たくさんの人が泊まっていると思われたけれど、大浴場も朝食会場も広かったので、混雑感はなし。
朝食はバイキング形式であったけれど、どれも美味しかった。
料理が美味しいのは、旅館の強みだと実感した。
歌のレッスンがあるというAちゃんは先に帰り、Mちゃんと伊香保の街を散策。
長年近くに住んでいたけれど、階段をゆっくり登り降りしながら街を散策するなんてことはしたことがなかった気がする。
伊香保神社のすぐ近くに、昔ながらの下駄屋さんがあった。
鼻緒のすげ替えや、桐の下駄サンダルを買い替える時は、このお店に来ようと思う。
散策のあとは原ミュージアムへ。
敷地内に形のいい柿の木があった。
実がたくさんなっているけれど、葉っぱもまだ青々としているのが珍しい気がする。
長崎で被爆して奇跡的に生き残った柿の木の実から種をとって植えたものだという。
地元の温泉街がすたれずに、今も変わらず、いい具合に賑わってくれているのは、ありがたい。