かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

あかいつめ

2024年12月20日 | 今日のワタシ
MRI検査はものすごく強い磁力が働くので、持ち込んだり身につけたりしていてはいけないものが、実に色々とあり、事前に担当ナースや技師が厳しく、患者に質問して、何度もチェックする。

マスクのノーズフィット部分に使われている針金も、そのひとつ。


私は人工関節置換術を受けているが、これはチタン製なので問題ない。

アートメイクとかタトゥもだめ。
色素に金属が含まれていることがあり、強い磁場に反応して火傷を負ったという報告例があるという。

カラーコンタクトも検査の時には、外さないといけないとは知らなかった。

マニキュア、ネイルアート、ジェルネイルも除去しないといけないのだけれど、実はすっかりそのことを忘れていて、いつもどおり、検査予定日の数日前にネイルサロンに行ってしまった。

クリスマス休暇前だから、金色のスタッズも付けて、きれいに仕上げてもらったのに😢


靴下履いてれば見えないから、すっとぼけて検査受けちゃおうかなあ

とか

ホントに熱くなるのか実験してみようかなあ

とか

悪魔がささやく


だけど、基本的に正直者
かなりの真面目ちゃんな性分である

素人じゃあるまいし、なんで忘れてサロンにいっちゃったんだろ😖

泣きっ面に蜂っていうくらい、どよーんと落ち込んでしまったのであった。


Eにそのことを言ったら、「ダメだよー、検査がちゃんとできるようにネイルオフしなくちゃー、頼むよー」みたいに言われてしまった。

実はここだけの話、彼は肝いりの足ふぇちなんである。

毎回ネイルサロンに行った日は、いつも写真に撮って見せて喜ばせている。

だから、カラーオフ状態で休暇を過ごさないといけないなんてEが知ったら、すごーく残念がると思っていた。

だから、ちょっと拍子抜け。


そもそも、股関節の持病のせいで、足の爪が自分で切れなくなって、サロンに通うようになった。

私自身、ネイルオフ状態の足の指なんて、もう何年も拝んでいない。

色はいつも赤。

「爪塗るなら赤がいいよ」

いつだったか、おばあちゃんがそう言っていたのを覚えていて、遺言だと思っているからである。

ネイリストのNさんも毎回「やっぱり赤ですね!」と、季節にあった赤を提案してくれる。

それなのに
それなのにい!

クリスマスだぜ?!

あたしの爪は赤いドレスを脱がなきゃいけないなんて!!!


そんなことを思ったら、自分自身がすごく可哀想になって泣けてきた

たかがねいる、されどネイル

そもそも、なんでこんなウキウキしてるはずの時期に、作務衣みたいな化繊のダサい検査着姿で、検査受けてなきゃいけないのさ
コメント
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