冬のオリンピックの方が好きかもしれない。
スキーをやっていたことがあるから、オリンピック選手とレベルが違うにしても、雪原の滑走感が思い出される。
雪や氷の上を「滑る」という競技の共通一大要素が、見ている人を楽しませる要因になっているのは確かだ。
フィギュアスケートの「アクセル」の意味がやっとわかった。
トリプルアクセルは、３回転半ジャンプだということか。
クアトロアクセルという言うべきか、4回転半ジャンプというべきか、あるいは4.5回転か、前代未聞のことであるから、まだ定まっていないのだろう。
男子のフリーの演技は日本中が注目しているのだろうけれど、演技後のネイサン・チェンのマスクの付け方にはビックリした。
彼はN95マスクを使用していると思われる。
練習中もマスクを着けながら４回転をしたり、空港ではフェイスシールドも装着したりしていて、かなり感染予防の精度もアップさせて、試合にのぞんでいるのがわかる。
N95マスクは、コロナ病棟や陽性者の多い場でのPCR検査時には必須である。
あれには２本のゴムが付いていて、頭頂部と首のあたりの上下２方向にゴムを渡して、しっかりとマスクを密着させるのが正しい装着のしかたである。
ゴムが髪の毛を巻き込んでしまったりするし、衛生上、マスク部分を触らないようにしなければいけないので、サージカルマスクを着ける時よりもはるかにうっとおしいし、面倒くさい。
それが、かのネイサンは、氷から上がるやいなや、ものすごい速さで、見事に正しく装着して見せたので、思わず目を見張った。
羽生の4.5回転とネイサンのN95は、同じくらいの技術点じゃないかと思う。
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