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昨日はおばあちゃんとおじいちゃん(OmaとOpa)の家に寄ってお茶してから、隣町のKremsを散策した。
Opaはあまり調子良くないということだったが、訪れたときはちょうどお昼を食べ終わったところで、際どいジョークを言ったりもして、クリスマスの頃と特に変わらない様子に見えた。
Omaは私たちのためにアップルパイを焼いてくれていた。
リンゴの量が少なすぎた、失敗だ、と何度も言っていた(そうだ)けれど、十分美味しいホームメイドケーキだった。
2月29日が誕生日のOmaに、ラヴェンダーの香りの手洗いソープと、ラヴェンダーの絵柄のペーパーナプキンをプレゼントした。
誕生日が来る前にお祝いをしたりプレゼントをあげるのは縁起が悪いとされているとのことだけれど、日本とドイツから来ているということで、許してもらった。
プレゼントはゲッティンゲンのダウンタウンにある小さな趣味色の強い店で購入。
ところが、間もなく閉店するという。
店主のマダムは英語が話せて、私が日本人だと知ると、娘さんが町田にある大学に留学していたことがあり、その時に3週間ほど日本滞在を楽しんだことを話してくれ、日本のことをすごく褒めてくれた。
閉店は経営困難とかいった理由ではなく、自分の好きなものを売る店の仕事を充分楽しんだので、リタイアすることにしたのだそう。
「店を閉めると決めた時は涙が出てきたけれど、充分楽しんだから満足しているの」
マダムの話を聞いていたら、なぜだかこちらも泣けてきてしまった。
ここ最近、自分のリタイアの善きタイミングについて考えることが多くなった。
リタイアを能動的に決心し、かつ満足している彼女が羨ましく、共感できたから、ではないかと思う。
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