かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

親の離婚

2013年09月27日 | Angels' message
二学期最初の出張授業。
小学5年生。

タバコの授業が終わって、担任の先生が、ワタシが持参した外国タバコのパッケージを「見たい人は前にいって良く見せてもらいなさい。見おわったら、個人的に先生にご挨拶をして教室に帰りなさい」と言ってくださり、わーっと教壇の周りに子ども達が集まってきた。

いつものことだけれど、何人かの子どもたちがまとわりついてくる。

ストレートに「うちのお父さんタバコすってんだよ。絶対やめさせようっと!」などと言ってくる子や、質問攻めにしてくる子もいるが、そばに寄ってきて、ワタシの顔をみて、目が合うとにこっとするだけの子もいる。

黙ってチラチラとワタシを見つつ、話をしたそうにしている男の子が隣にきたので、話しかけてみた。

『おうちに誰かタバコ吸う人いる?』

「お母さん吸ってたけど、やめた。ぼくがきつく言ったら、やめてくれた」

『それはよかったね。やめるの、ほんとに大変なんだよ。お母さんすごいね。お父さんは?』

「すってる。でも離婚したんだ」

『そうなの・・・でも離婚してもお父さんはお父さんでしょ。タバコやめる薬あるよ』

「おかあさん、そのうちまたぜったい結婚するから」

『そうなの?』

「いま付き合ってる人は、もともとお母さんの親友だったんだって。最近、恋人になったから結婚するんだって」


親の離婚や再婚のことを、どう思っているのか、話を聞いてくれる人が、彼の周りにはいるのかなあ。









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