「おまえの得意なことはなんだ?」
2009年公開、クリント・イーストウッド主演の米映画「グラン·トリノ」
ギャング化した従兄弟連中にけしかけられ、隣人のヴィンテージカー、グラン·トリノを盗もうとしたモン族の男の子タオ。
隣人とは、ポーランド系偏屈高齢者、クワロフスキー(クリント・イーストウッド)。
盗みは失敗に終わる。
モン族のお節介な女性たちの依頼でクワロフスキーの家で仕事をすることになったタオ。
仕方なくタオに仕事を与えなければならなくなったクワロフスキーが彼に言ったセリフが、「お前の得意なことはなんだ?」であった。
タオの立場になって、ふと考えた。
得意なこと····
縫い物···ですかね。
とかいっても、パッチワークはダメです。
ああいう幾何学的キッチリさが求められる仕事は不得意です。
刺し子は、出来上がったものの肌触りが好きなんで、たまにやります。
キッチン用ふきんばっかり増えてもなんなので、晒し布でマスクを仕立て、そこにちょっと変わった刺し子を施してみた。
下書きしなくちゃいけないので、めんどくさいと言えばめんどくさいけど、没頭するにはいい。
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