仲良しがお揃いの服を着たり、お揃いのものを持ちたくなる理由は、まだ本当の仲良しじゃないから、だそうである。
チコちゃんの番組で言っていた。
お揃いのものを身につけることで、「私たちって仲良しだよね」とお互い確認しあって安心を得ようとしているのだという。
本当の仲良し、という言い方はちょっと誤解を招きやすい気がする。
付き合いが始まってまだ日が浅いとか、お互いの信頼度や、気にかけ度合いにやや差を感じている段階、といったところだろうか。
昨日、半幅帯を一本仕立て終わった。
生地はテーブルクロスくらいの大きさのタイの織物。
この布では、最初に角帯(男帯)を仕立てており、布が片面分しか残っていなかったので、リバーシブル仕立てにした。
片面はおばあちゃんがデッドストックしていた丹前の反物から。
色合いピッタリ。
丹前は滑りがいいから、絞めやすいと思う。
角帯はちょうど柄が変化しているところで布を裁断したので、リバーシブルみたいになっている。
二本の帯はまったく同じ柄じゃないけれど、よくみると、「ひょっとしてお揃い?」って気づく人もいると思う。
これで、ペア帯は3組目となった。
昨年秋に仕立てた伊兵衛織の着物からの2本。
こぎん刺しの帯。
半幅のほうは母の八寸帯を仕立て直したもの。
それに似た雰囲気の角帯を偶然ネットで見つけたので購入。
Eにクリスマスにプレゼントした。
まだ何かしらお揃いのものを持ちたがっている間柄ではあるけれど、それもまた楽し。
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