演奏会ではベストをつくした。
3曲目でオクターブ間違って弾いた箇所があったが、慌てずにアドリブ力で自然修正できたし、大事故もなく、笑顔で弾き終えた。
弾き終わったときに客席から「Wow」といった感嘆の声が聞こえてきたのが、うれしかった。
後日、先生の中学3年生男子の生徒さんが、私の演奏の「世界観」がとても印象に残ったという感想を言っていたと聞き、もしかしたらあの声は彼だったのかも?
とてもエネルギーを使って疲れたけれど、さわやかな気分で終われたし、ちょうど来日していたEが「キャディーさん」をしてくれて、楽器を持ってくれたので、疲れはだいぶ少なくて済んだと思う。
終わってみれば、2曲目が一番難しかったかもしれない。
マスタークラスの最終演奏会が終わった2日後に師匠のレッスンを受けた。
師匠にはマスタークラスのことは言っていないが、「(前回レッスン時と)少し変わったね」「いい仕上がりだね」と言ってもらった。
演奏中に楽器がぶれることを相談したら、左ひざの位置が楽器のくびれにはまっていないことを指摘された。
椅子の高さとエンドピンの長さを調整して、左かかとをあげずにすむ位置を模索したら、すごく安定して、リラックスして、弾きやすくなった気がする。
師匠の診断は正しかった。
さすがである。
椅子の高さは、ちょうど膝小僧の高さになった。
自宅のチェロ椅子は、座面が若干前傾するので、理想的な姿勢になっているのではないかと思う。
2週間後に、教室の発表会で3曲目を弾く。
マンションの駐車場の抽選会とぶつかってしまい、ピアノ合わせは発表会当日ではなく前日に変更してもらった。
今週のくじ引きで、抽選の順位が決まる。
遅い番号を弾いてしまうと、発表会開始時間に間に合わないこともありえる。
かなりドキドキである。
袋帯をアップサイクルして作ったサンキャッチャー。
帰国したEが、さっそくキッチンの窓辺に飾ってくれていて、写真を送ってきてくれた。
先日広い地域でオーロラが見えたというヨーロッパでは、これから夏にかけて、最も美しい季節を迎える。
夏の間に日光に十分あたっていただきたい。
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