かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

叩いて唄う

2024年05月04日 | おんがく
マスタークラス最終日。

得るものが多かった。

前回、1曲目は右手(弓使い)で歌おうとせずに、左手でリードするようにと指導されたが、基本的テクニックとして、左指のフィンガリングにおいて、もっと指板を叩かないといけないと指摘された。

ゆったり、しっとりした曲調では、トントン、バシバシと指を叩きつける動作は相反する行為のような気もするが、先生が実際に私の弾き方を真似して見せてくださったので、先生のおっしゃっていることがよくわかった。

それと、私の場合、シフトチェンジする時は少し待つようにすると、いい感じに歌えるということも教えていただいた。

ピアノに合わせてついていこうとしてしまっていることも指摘された。

「ほんとはもっとこうしたいっていうところがあるでしょう?ピアニストが合わせてくれるので、自由に弾いて大丈夫ですよ」

やっぱり、お見通しだ。

仕事では飛び出たジャマな杭として打たれてきてばかりいたから、ひょっとしてそれがトラウマみたいになって、イケイケに自己表現しづらくなってしまっているのかなあ····などという考えがふと頭をよぎった。


3曲目は、焦らなくていい、あまり速く弾かなくていいとアドヴァイスされたので、自分の弾けるテンポで落ち着いていこうと思う。

右足の手術をしてから、脚を楽に開けるようになってはいるが、楽器が演奏中にぐらついていて、演奏に支障が生じていることも指摘された。

椅子の高さが変わって、脚の位置が普段と違ってしまい、不安定になっていたのかなあ。
普段の椅子の高さをしっかりと把握しておくようにしよう。

コンサート本番まで、まだ2日間ある。

お天気も最高。
気分よく練習に励める。

Eが1ヶ月ぶりに再来日する。
なにやすみなのかは知らないけれど、補充授業を請け負った分、休みが増えたのだという。
もちろん、サラリーも上乗せ。
うらやましい働き方である。


「僕のために部屋をきれいにしようとしなくていいからね!チェロの練習に集中してね」

そういうことに気がまわる奴なんである。

とはいえ、自身の心の安寧のために、掃除と洗濯をした。



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