かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

右腕を失くしたチェリスト

2024年05月02日 | おんがく
先日、久しぶりにセントラルパークへ散歩に出かけた。
ガソリンスタンドで洗車をしてもらっているあいだの小一時間。

ちょうど藤の花が満開。
深呼吸をすると甘い香りがする。

パンデミック中にも訪れ、マスク越しに香りがわかって、ウィルスもマスクを通り越してしまうんじゃないかと心配になったことが、今では懐かしい。


シューマンの幻想曲集1曲目で、注意されたことをもう一つ思い出した。

「左手で歌いなさい。右手でどうにかしようとしすぎている感じがします。(左右の)バランスは大事ですが、今は左手をもっと意識したほうがいいですね」

そんなご指導を受けたせいか、その日の夜、右腕が無いヨーヨーマが夢に出てきた。
悪い虫に刺されて、それが原因で右腕を失ってしまったのだとか・・・

でもなぜか、チェロを弾いていらっしゃる。

幻想的な夢だった。


散歩の終わりは、きれいな夕暮れだった。


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