白にしようか 赤のほうかな
それともロゼがいいかな?
昔なじみのあの店で
通りの見える席に座ろう
君と僕が向かい合って…
赤にしようか 白しようか
君の食べたいものに合わせて
決めることにするよ
イタリアン・レストランで会おう
《イタリアン・レストランで / ビリー・ジョエル 訳youtubeより》
この歌の内容は、二人の男女の話で、若き頃結婚して離婚。そして再会、若き頃の二人の想い出のお気に入りのレストランで食事。そこはフレンチではなく、日本料理屋、中華、タイ・レストランではなくイタリア・レストランなのです。
今宵は、金沢はイタリア・トスカーナ料理の人気店『Qua Qua(クアクア)』で、ちょっと危険な香りが漂う雰囲気でシャルドネ姫とのランデヴーです。
☆POMINO BIANCO / Castello POMINO
今宵のシャルドネ姫は、イタリアはトスカーナの名門ワイナリー『フレスコバルディ』のポミーノ。トスカーナ料理店に来てサンジョベーゼではなく、シャルドネ姫を飲むのが我がシャルドネを愛するが故、新しい出会いに導いてくれます。
この姫は、以前にわがブログ
『第3の男は、鳩時計がうるさくて嫌いだっただけかも…』で紹介したことがありますので、
今回は省きますのでスミマセン。
※『第3の男...』のPOMINOはクアクアのマスターのプレゼントのシャルドネ姫。
☆セージのフリット&コッコリ
☆イタリア産チーズの盛り合わせ
イタリア産チーズはペコリーノ・トスカーナ(左)、ゴルゴンゾーラ(中)、グラナパターナ(右)。
☆自家製サルシッチャのグリル
☆自家製ピクルスの盛り合わせ
☆本日のサラダ
☆自家製パン2種
☆自家製じゃがいもニョッキ 手長エビのサルサ ロザータ
☆料理と同じくらい味のあるマスター
レストランでの思い出作りは、料理+マスターの人柄ですよね。
一時間半後には、スーザンはきらきらするブルーのブラウスに黒いスカートをはいて、
二人でトスカーノ・レストランのテイブルに向き合って坐り、
昼食にトルテリーニを食べ白ワインを飲んでいた。
~ 略 ~
私はうなずいた。スーザンはトルテリーニを一つ齧っていた。
私が知っている中で、一個のトルテリーニを何回にも分けて食べられる人は彼女だけだ。
「トルテリーニはセックスよりいい?」
「君の場合はちがう。
トルテリーニを一回に一つずつ食べると、トルテナムを食べることになるのかな?」
「イタリア人に訊いて」スーザンは言った。
「私はせいぜい異教徒(ゴイイム)の変化形くらいしか知らないわ」
私たちはしばらく黙っていた。
食べ物とワインに集中していた。
彼女といると、いつものように、人が熱を感じるように私はテイブル越しに彼女を感じる。
無音で見えないが蝕知できる繋がり、パスタよりはるかに実在感がある。
《スターダスト / ロバート・B・パーカー》より
探偵スペンサーと恋人のスーザンとの会話。
イタリアン・レストランでは少しエロチックな会話のほうが、かっこよく聞こえる。
我が人生、イタリア・レストランでのこんな想い出はないなぁ~。
でも、まだまだ残っている人生。ひょっとしたらあるかも… と期待して通います。
♪イタリアンレストランで / ビリージョエル /