丘の本棚

こどもたちとの毎日を気ままに綴ります。

春のたいこ

2023-02-01 18:25:13 | 節分・立春のお話
園から帰り道。
急に草むらに座りこんだ三女。
あっちこっちと草をかき分ける。

母👩「何してるの?」

三女👧「バッタ探してる」

母👩「冬にバッタは見つからないよ。今は卵かな?次に見るのは、春だね」

三女👧「春のたいこ?」

母👩「!! そうそう、春のたいこだね」


さて、何のこと?と思われる会話ですね。
先週ちらっと登場した、茂市久美子さんの『魔法のたいこと金の針』のことです。

げんきになあれ - 丘の本棚

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まちのはずれの仕立て屋の店先に、たいこのばちの落とし物が…。
その夜、訪ねてきたのは、頭につのがある男の子。
てっきり節分の日に、どこかの家から追い出されたのかと思っていた仕立て屋さん。
実は、あるものを直してほしいとやってきたようで…。

なんとこの男の子には、春がやってくるのをみんなに知らせる役目がありました。
さあ、どうやって春を知らせるのでしょうか?


このお話と合わせてご紹介したいのが、富安陽子さんの「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズから、『まゆとりゅう』です。

こちらも、春がやってくるには…といった内容のお話になっています。
こちらは、おにではなく、りゅうですが、春雷という言葉があったな~、と思われる方もいるのではないでしょうか。


もちろん春雷を、こどもに言葉で説明することはできますが、
今日は三女が、お話の中から、季節の移り変わりを、身近に感じるものの一つとして、味わってくれているんだなあと、なんだか嬉しくなりました。


春に向けての一冊にいかがでしょうか。
今日のおやすみ前の一冊をご紹介🍀

茂市久美子さんの『魔法のたいこと金の針』