丘の本棚

こどもたちとの毎日を気ままに綴ります。

ぼちぼちいこか

2023-02-15 23:21:37 | おすすめの本
水曜日の簡単弁当🐼

・パンダおにぎり
・プレーンオムレツ
・鶏の照り焼き
・野菜のツナ煮
・ほうれん草のおひたし
・冷食のコロッケ
・スナップえんどう

今週は園の都合で、水曜と木曜だけお弁当日です。
先週の金曜日、お魚のおにぎりにしたら、

三女👧「今日はパンダだと思った!」

と言っていたので、今日はパンダのおにぎりにしました。
中身は、三女が大好きな梅と鮭。
おかずは、安定のメンバーで詰められております。



夕飯の準備をしていたら、

三女👧「このかばってさ~」

次女👧「えっ!これ、うしでしょー?」

なにやら楽しそうな声が…。

母👩「何見てるの?」
ふたりがみていたものを覗きこむと、
印象的な目が、目に入る。



マイク・セイラーさんの、『ぼちぼちいこか』を、ふたりで読んでいたみたい。
こどもたちが生まれる前から、わが家にある本です。


主人公はウシ、ではなく、カバです。


「ぼちぼちいこか」と言われたら、
「ゆっくりいきましょう」という意味だと大阪人じゃなくても、わかりますよね?

あれは、長男が1年生の夏。
読書感想文を書くのに、この本を選んだのですが…

長男👦「ぼく、このかばが“ぼちぼち”っていう名前なんだと思ってた~」

なーんて言い出すから、驚きました。
えっ?!あなた、関西人ですよね?
「ぼちぼちいこか」が、伝わってなかったの?
同じ関西人として、シンジラレナイワ…。


長男にも次女にも、突拍子もないことで驚かされましたが、
この本は、実はとても奥深いのです。

文は短く、絵も大きいので、小さな子にも楽しめる絵本です。
しかも、大阪弁で訳されています。
その大阪弁が、このかばの絵と絶妙に合っていて、とてもおもしろいのです。


「自分は、何になれるだろう?」
と考えるかばが、色んなことに挑戦してみるお話です。
挑戦して、失敗して、また挑戦して。

ユーモアな展開の中、お話は軽快に進んでいきますが、最後に大きな大きなメッセージが…。

その時、その時の年齢や、置かれている状況によって、心に響いてくるものが、変わるようなお話です。

こどもたちの、心の底深く、静かに刻んでほしい。

合い言葉は、ぼちぼちいこか。

つらくなったら、このかばを思い出してほしい。

そんな絵本です。



今日のおやすみ前の一冊をご紹介🍀

マイク・セイラーさんの、『ぼちぼちいこか』