満ちるは桜。

好きなものを書いてる普通の人日記。

桜が綺麗ですね。

2016年03月23日 02時02分51秒 | A.B.C-Z楽曲感想
桜が綺麗ですね。で検索されてアクセスされる方がいる。

満ちるは桜。というブログタイトルと、

I love youを日本人が言うなら、
愛してますとは直接言えないだろうから、
月が綺麗ですねとでも訳しておきなさい、
って夏目漱石さんが言ったかもしれないよねって逸話があるよねーって話。

を書いたからだと思うのだけど、
申し訳ない、桜が綺麗ですね。ってのは書いてない(笑)。
この検索一度や二度じゃないんですけど、本当に何かあるの?

Rock Your Worldがね、
月が綺麗と微笑んだ~ってのがニクいよね。
この逸話を考えると、貴方にだけ愛してるって伝われば良いのって感じがして。
相手をしっかり見つめれば良いんだ。
伝わってるよね?って。そんなシーンを想像するよ。

ま、それはそうとして。

桜が綺麗な季節が来ますね。
戸塚さんを追いかけた春がもう去年になったとは。
早いなぁ~。今年は地元でしか桜を見れないかな。
何か開花予想を見ていたらそう思った。
八阪神社の夜桜が最高だったので、いつか好きな人と見に行きたい。


そういえば、ある番組の歌を見ていたら、
戸塚さんがブレスレットをつけていた。
ああいう数珠みたいなブレスレットって何なんだろう、
何の意味があるんだろう?と思って母に聞く。

私:何でああいうブレスレットしてるの?
呪い避け?見えない巨大な何かから身を護る為?

母:あれ、タイガーアイじゃないの。あと水晶。

私:えっ。何それ!?

という訳であれはタイガーアイなんだろうと思う事にした。
仕事運だとか決断力とかやっぱり色々意味があるみたいだ。

すごいよなぁ。
オーガンジーを指摘されていたファンの方にもへぇぇ~ってなってたよ、私。
情けない位オシャレとかアクセサリーとか疎いのよね。

指輪もつけないし、
ネックレスは首がしまる感覚が苦手であまりつけないし、
ブレスレット持ってないし、
ピアス位しかアクセサリー持ってないけど、
ピアスも同じのつけてる。
だからA.B.C-Zがアクセサリーつけてたりするとすごいなぁ~って思う。
指輪も、手を洗う時どうしようとか考えちゃう。
オシャレだったり、こだわりがあるのってすごいよなぁ。

















☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


いつまでも側にいてよ、ずっと。



ずっと同じ景色を見てきた人がいた。
ずっと同じ景色を見てきたと思っていた。
例えばあの日の朝、私たちだけが知っている朝が来た。
あの陽を忘れる時は、多分一生来ない。
中学生の頃出逢った私たちの関係は、
いつしかお友達が彼氏彼女になり、
自分自身は学生から社会人になった。
大学卒業したら籍を入れる?なんて話題がのぼったのが大学4年の秋頃。
雪が降ってからその話が雪に埋もれたように出なくなって、
雪が溶けたように話は消えた。
月日は当たり前のように流れて早数年。
最近お仕事がしんどい。
アラサーの私には責任が寄り添うようになってきて、
私はその気配を感じつつも新人のままいたい気持ちだった。
帰り道にチェックするLINEが最近の心の支え。
スタンプひとつで良いから、来てないかな。そんな風に思う程度、今彼に本当は逢いたい。
それなのに心ない言葉を書いてしまった3日前、
既読さえつかない吹き出しが虚しく残っていた。

当たり前のように近くにいる存在が、
ある日些細なきっかけで疎ましくなって、
もうこの愛は終わりだ、なんて時もいつかは来るのかな。
そんな事がふと頭によぎった。
今日は残業だから、私からは電話もできないな…

※※※※※


下向いてんじゃねーよ。
虹見えるっつったじゃん。

そう言ったぶっきらぼうな声音が優しく響いたあの日。
私は彼と初めて友達になった気がした。

休み時間の時だった。
浅はかな正義感でクラスメートを注意してしまい、
気まずい空気が流れた教室。
その場にいられなくて、泣きそうな気持ちで教室を出た。
それでも放課後掃除当番の場所に行った時、
当番のはずのクラスメート数名がボイコットして消えていた。
私だけが掃除当番を律儀に守ったと思っていたら、こう言ったのが彼だった。

は?

だから、この前理科の時言ってたじゃん。
こういう天気の時虹見えるって。

あ、それは…

そんな下向いてたら何も見えねーし。

は?そんな下向いてないから!

ふーん。なら虹消える前に早く掃除して帰ろ。

少しだけ照れながら、でも私に向かって発せられたその声に、訳もなく涙が出そうな気がした。

帰り道が一緒になって、
微妙な距離感を保ったまま歩いた通学路が、
私と彼を友達にしたんだと思う。

朝の雨すごくなかった?

すごかったー。

ってか水たまりすげーな。

えー、私長靴だから平気!

そう言って笑いながら水たまりに足をつっこむ。

うわ、絶対長靴平気そうじゃねーし

なんも足冷たくないよ!

そんな他愛もない事を話していた。


※※※※※※

初めてデートしたのは、小降りの雨がなかなかやまない午前10時からだったと思う。


ここ来たことある!

マジで?

うん、家族と来た。

あー、車で近いもんなー。

そうそう、駐車場広いし車でこの前ここ来たさ。

マジか~…

でも、今日ここ来れたの嬉しいよ。

…あっそ。

そう言った後差し出された手に、
ぎこちなく手を添えたあの日。
あの日行った建物はリニューアルされて、
あの日2人で入った喫茶店は別のお店になった。
変わらないものなんて、ない。


※※※※※


残業帰りのタクシーで見た、ようやくついた既読の文字に、少しだけ安堵した。
一応読んでくれたから、これ以上余計な事は考えない事にする。


社会人で、俺が一人前になったら…
そんな台詞を聴いた記憶がどこかにある。
結局、その間にお互いが仕事で忙しくなってきた。
でも、実は彼が今どれ位具体的に忙しいかよくわかっていなかった。
以前、お互いが社会人になった頃、
どちらがいかに忙しく大変かふざけまじりに言い合っていたら、
気付けば本気の大ゲンカになっていた。
それから、お互い仕事に関して詳しく話し合うのは何となく止めたのだ。

少なくとも、LINEが読める時間はある、か。

返信はどれ位負担なんだろう。
スタンプひとつも選ぶ時間はない。
私にかける言葉を考える気持ちはないんだろう。

駄目だ、忙しいせいか言葉がマイナスにしかならなかった。

その時、電話がかかってきた。

もしもし?

久しぶりに聴いたような、
彼の声がいつもと同じで心底安らいだ。
私が聴きたかった声は、この声だ。

※※※※※※※※


デスクに無造作に置かれた新たな仕事が、
朝ようやく会社へと行く事に成功した気持ちをドン底に突き落とした。

それでも何とか仕事をこなし、
定時をとっくに過ぎたオフィスには、
もう自分しかいなかった。

仕事の終わりって何だろう。
毎日毎日お仕事があって、彼も忙しくて、
私も彼も物理的に逢う時間を作り出せなくて、
それは私らの努力不足なんだろうか。
同じよう事が頭をグルグル回って思考が停止しかけた時、
電話がかかってきた。

もしもし?

もしもし?

今どこ?

会社だよー。

マジか~!

今どこ?

会社(笑)。

なんだ、お疲れ様。

お疲れ様。

仕事終わりそう?

ってか帰る。

は?!

もう帰ったら寝るしかないから、
あんま遅くなり過ぎて寝てたら悪いと思って。

私は仕事まだ残ってるよー…

絶対、大丈夫。出来るよ。

根拠ないよー

俺嘘言わないもん。
絶対出来るよ。

ありがとー。

じゃあおやすみ。

うん、おやすみなさい。

続く。
※※※※※※※※※※※※


という訳で、私も寝ます。

今度また書けたら続き書こう。

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