こじんまりした狭いビルの中にある静かなメンタルクリニック
5枚の問診票をあれこれと書いて
10分くらいして提出
…と同時にお部屋に通された
同年代な感じの女の先生
わかっててきたんだけど
正直にはじめに言っておいた
「なにから話せばいいのかわからないけど
きちんと全部話を聞いてほしい」
「ゆっくり話したい」
はじめに健康のこと
Qどんな風につらい?とか痛い?とか…
簡単に5分くらい話をした
自律神経に関係する症状がたくさんでてるね
大きなストレスや精神的な負担に
体や心が悲鳴をあげてるのかもしれない
「うつではないかと不安で…」
まぁ高い症状は出ているし
このままいけば心がもっと悲鳴をあげていくのは
目に見えている気がしますね
ただここでね
少しでも変えていければ大きな変化を
持つことでそうなるとは限りませんよ
それからわたしが問診票に書いた
《モラハラ》の文字について
質問された
Qモラハラって具体的にはどんな?と聞かれ
ドキドキ心臓が飛び出しそうだった
相手が主人だとは問診票に書いておいた
だからそれはどんな風になのかと
聞かれたから説明した
いつも言われてることを全部話して…
・もともとは優しい人だったこと
・ココに越した時から20年近く続いていること
・少しずつわたしの行動範囲を狭くされたこと
・いまは話せるお友達もいないこと
・誰かに話すと同情ばかりになったこと
・いつでも呼んでと言われるから言えないこと
・結局こんなに長い間の話だれもいなくなること
・ここは王国のようなものであること
・稼いだ金ですべてがなりたってること
・わたしが生きてることがすべてムダなこと
・医療費をいくらかけても治らないこと
・土日は外出禁止なこと
・言われたことが絶対なこと
・1日に何度も電話もLINEがあること
・即答が当たり前のこと
・電話にはなにをしていても必ず出ること
・わたしのやる家事はすべてダメなこと
・会話もダメなこと
・殴られないけど物がたまたま当たるのは
わたしがバカみたいにつったってるから
・家計も行動もすべて報告すること
・休みの日は家族が顔色を見ていること
・いつでも呼ばれたら返事して駆け寄ること
・子供の悪いところはすべてわたしの責任なこと
・言い返したら子供に当られたこと
だから言い返したりしないこと
・次の日には謝ってくること
・欲しいものはたいてい買ってきてくれること
全て選んできて自分で買ってくること
・わたしのお友達を悪くいって会うなということ
・自分にしかわたしみたいなバカを愛せないこと
・稼いでいることへの感謝の態度が足りないこと
・わたしなんかに行き場所があるわけないこと
・出ていくなら金を置いていけということ
・どうせお前にいくとこらはないということ
・具合が悪いのは逆鱗に触れること
・病名がないのは仮病だからと思われること
・パートすら稼ぎが悪い嫌味と取られること
・生きてることがむだつかいな妻なこと
・自分以外のだれがわたしを愛してくれると
思っているのかと感謝しろという考えなこと
友達すらお前の周りにいないだろということ
・なにがあっても家事はやらないこと
もっと話したかもしれないけど
話出したら涙がポロポロでてきた
思い出しながら話して行ったら
なんだかあれもこれもでてきちゃって
先生から出てくる言葉にも
ほんとにうなづけてしまって
涙が勝手に出てきたりした
Qいつモラハラと思ったのですか?と聞かれ
三船美佳さんのニュースいろいろみていて
初めて自分もそうかなと気がついたと話した
Qもう反撃してもいいんじゃないですか?と言われ
離婚とか切り出した時の話を何回かの分話した
その時の話をしてみた
Qなぜここまで我慢してきたの?と聞かれ
離婚は怖いし離婚してなんて言ったら
そのあとのことがもっと怖いから
なかなか言えなかったことと
子どもたちの生活をわたしのわがままで
一変させていいのかというところが
クリアにできなかったと話した
Q今こんな風に相談したら行動し始めたのには
理由かわあるんですか?と聞かれて
2ヶ月ちょい前の話をした
「がんならどうせ死ぬから検査は無駄だから
受けなくていい」というオレ様の言葉をきいた
長男が「ママ病院に行ってよ」と泣きついたこと
それで黙って検査には行ったけど
行かれないように工作のしてあったことと
結局謝ってきて理解ある夫の顔して付き添ってきて
先生に「よかったありがとうございます」とか
言っているのを横で見ていたことのあとの
自分の心の中の動きの話もした
複雑な心境について…
ほこにも
障害のある次女が「パパが帰ってこないお家で
暮らしたい」と言ったこと
長男からは「もうパパいらなくない?」
「あっパパがいないとママがお仕事しなくちゃ
ならないのか…たいへんだよね」と言ったこと
離婚についてはずっと考えていて準備はしている
そんな話をしてきた
先生は…
ここまでとてもお辛かったでしょうによく頑張ってこられたと思います。きっと素直で従順なお方でまっすぐに生きてきている方なのだと思います。なんでも受け入れられる心の大きさや広さをほんとに持っている方で優しさや本当の強さを持っている方だと感じました。塾の先生をされていたり学校で役員さんをされたりとしているのだからきっと人気者になる明るい元気な方でしっかりされている方だということもわかりました。きっとご主人の方がずっとあなたにジェラシーがあってそれを抑えるためにいろんなことを従わせることで自分の方がすごいということを見せつけたい…誇示したいのではないかと思うのです。だからお金のことを特にいい、弱みがあればそこをつつくそんな行動が出てくるのではないかと思います。なにかで縛り付けておかないとあなたが浮気したりそれこそ離婚したりとどこかにでていく?自分が1人にされることをとても怖がっているのです。あなたはその気持ちに遠くから気がついてしまうところがあるのでしらないうちにこんなことをされてもかわいそうだと優しい心を出してしまうのだと思います。あなたを愛してくれる人はご主人だけなのではなくて、真逆ですよ。ご主人とここまで長い時間生活をしてこれたのはあなただからであなたの人間としてのすごさです。それをわからせてあげてもいいのではないでしょうか?そうすることで体の不調がまた軽くなるかもしれないとわたしには思えます。そうしたら本当の病気だけが残ってなにか治療ができるかもしれないと考えます。
はじめてこんなに全部のことを
さらけ出して話をしたんですよ…先生
そういって診察予定時間の倍も
話を聞いてくれたのに…
さいごにちょっと口調が変わって
わたしだったらすぐ離婚よ…心が狭いから
よくここまでがんばってきたのね
もうそろそろ少し休める場所を見つけて
まだまだチャーミングだから恋だって
できるしたくさん笑えるし
幸せを感じていきていくこと考えましょう
もう笑いましょうよ
あなたの笑顔ステキよ
お金の心配はしなくていいと思うから
そういう機関に相談しましょうよ
全部話せなかったけど
ここから出るだけで笑えるのかな?
ここからでてもわたしにはなにもない
そんなこともわたしの中には埋め込まれてる
マインドコントロールのこととか
気になってしまう…
離婚したらわたしは昔みたいに
社交的で笑える人に戻れるのかな
でもでも
先生ありがとうございます
救われた言葉がたくさんあって
久しぶりに褒められた気がした