今をときめく新妻聖子の「オンマイオウン」を見つけました。
歌詞が日本語訳なので、情感がよく伝わってきます。
歌い方はゴージャスですが、聴いてみると片思いの歌の様です。
革命の同志マリウスをコゼットに紹介したら、そっちでカップルが出来ちゃった、のかな。(誤解ならごめんなさい)
皆が寝静まっている間の空想の逢瀬の至福感と現実に帰った時の孤独感、それでも強く生きる決意。
劇的な転調と翳りのある和声が、感動の引き金になるのでしょう。
練習記号Ⓑの6小節目にチェロに出るFisの音をどういう気持ちで弾けばいいか、分かった気がしました。
前半のレシタティーボがあれば、3部形式感と適度な長さをもたらしたところでしょうが、
ノービレの実力を配慮して割愛した先生の苦渋の決断の跡を感じます。(誤解ならごめんなさい)