毎年恒例のすみだ音楽祭の一日目、行ってきました。
今年もホールの外には長蛇の列。
開演15分前ごろでしょうか。入場開始となりました。
大ホールですけれど、シューベルト・コーアさんの演奏ですものね。。
あっという間に満席に近い状態になってました。
定刻の13時半。
薄めのピンクのサテンのロングドレスに、胸元にはシルバーのショール状の飾りがキラキラと…
50名もの女性が立ち並んだ姿は、とっても綺麗で舞台映えします。
そして、シルバーの上着の吉元先生は、ほんとにすっかりスマートに。。
一曲目は、いつものように、シューベルト・コーアのテーマ曲、セレナーデから。
いつ聴いてもいいですね。この曲がテーマ曲っていうのも、羨ましいですね。
次に始まったのは、シューマンの「献呈」。
私にとっては、題名も曲も聴いたことがないものでしたが・・・。
先生の曲の説明のおかげもあり、すんなりと聴き入ることが出来ました。
シューマンの奥様であるクララさんへの歌ですよね。
歌詞がぴったりの明るい気持ちになる演奏でした。
お次は、アランフェス協奏曲。
合奏ではなく合唱で??興味津々です。
細かなリズムを細かく繊細に歌い上げて。。ほんとにむづかしいですね。
主旋律は低音だったり高音だったり・・・とそれぞれのパートがぴったりとイメージに合った旋律を奏でていました。
盛りだくさんのメニューはまだまだ続きます。
オーケストラ曲の「ペール・ギュント」、「朝」から爽やかに始まり、6曲続きます。
先生のひとつづつの物語の説明はとても分かりやすく、引き込まれますね。
「山の魔王の宮殿にて」
説明通りのおどろおどろしさがどんどん増して、そして当たり前なのでしょうけれど、どんどんテンポが速くなるピアノのリズムと歌がぴったり!すごいです!
アラビアの踊りは軽快に、「アニトラの踊り」は情緒豊かに…熟女の皆様の表現力は素晴らしいですね。。
それを引き出したのは先生ですね。。
「ペールギュントの帰郷」のピアノの連弾。
連弾といえば2台のピアノが普通でしょうけれど、いつもお二人は一台のピアノで仲良く並んで、素晴らしい演奏をされますね。
タッチの素晴らしさも指の動きも素晴らしいのですが、なんといっても表現力が素晴らしかったですね。
目をつぶれば荒波にもまれる船の様子が目に浮かぶようでした。
最後の「ソルヴェイグの歌」まで聴いて、どれもむづかしく曲の物語の流れ、情緒などを理解してるこその合唱になっているのだなぁと思いました。
ソルヴェイグの歌、合奏でも出来たりしないかしら?
いよいよ最後の曲は、「ドナウ川のさざなみ」
以前ノービレでもやったことが…懐かしくなりました。そしてもう一度やってみたいなぁ・・・とも。
川の流れがどんどん大きく強くなって踊っていくような様子が、和音でしっかりと心に響きました。
それにしても…富松先生のキーボードさばきは、ピアノと同様やっぱり凄いですね!
アンコールの乾杯の歌。
何度も歌っているのでしょうね。。とってもしっくりきます。
最後の盛り上がりは、ほんとにカンパ~イ!!!という感じでした。
一時間余りが過ぎて、お開きとなりました。
楽しい時間はあっという間ですね。
とても満足して、おなか一杯になったひとときをありがとうございました。
furu