ちびぷ~さんのひとり言。。

いつまで続くかなぁ~...

クライマーズ・ハイ

2009-02-06 15:00:00 | 映画・DVD


観たかった映画がやっとレンタル開始となり
速攻で借りてきました。


1985年(昭和60年)に発生した日航機墜落事故を取材した、
地元新聞記者の一週間を描いた話です。

この事故が発生したのは8月12日。(あれから23年経っています)
そのちょっと前の8月1日に兄が他界しました。
しかも8月12日は他界した兄の誕生日なのです。

あたしにとって この事故はなんとも複雑な思い出があり
そんな思い出から観ておきたかった映画なのですが。。。


今回の映画は 日航機側や遺族側からの観点ではなく
それを報道すべく新聞社・新聞記者の一週間を描いてます。


クライマーズ・ハイとは、登山時に興奮状態が極限まで達し、
恐怖感が麻痺してしまうことをいうらしいのですが

主人公が事故当時に登ることが出来なかった山を登りながら
その回想シーンとして当時の様子が描かれています。

山を登るということと 新聞記事を仕上げるということ
そして人はなぜ山を登るのか それは降りるため…をキーワードに
社会的に上を目指す者、上に昇った者が降りること…などなど

働く男の葛藤・派閥・嫉妬など けっこうドロドロとした男社会を
リアルに表現されてます。


そんな雰囲気を主演の堤 真一がいい感じに出してます。

決してイケメンではなくどこにでもいそうなおじさん(失礼)な感じな方なので
生臭い人間を演じるのにはぴったりかと。
これがちょっとかっこいい人が演じてしまうと
あのドロドロとした男社会の雰囲気は出なかったかもしれませんし
また違った意味で 鬼気迫る感じの堺 雅人がいっそう話しを引き立ててました。


と、これだけでも充分 醍醐味のある映画ですが


これは観た後に感じた感想。
観てる最中は 違う視点からずっと観てました。


7~8年前(あぁ…もうそんなに経ったのか)
地元のミニコミ誌に勤務をしていたので
マス・メディアの端くれみたいな仕事をしていました。

取材して原稿をまとめて記事を書く
締切に間に合わせ 出来上がったものをいち早く届ける

一通り経験したあたしは 映画を観ながら当時の記憶が蘇り
あの…取材する・原稿が出来上がらない
締切に間に合わないという緊迫した雰囲気がなんとも懐かしく
終始 興奮気味(笑)

活字の怖さ・活字のニュアンス・表現
記事にして載せたら 違うことも本当になってしまう影響力
それを主人公が新聞記者の精神“チェック、ダブルチェック。”という言葉で
ホントに良く表現しています。

さすが実際に社会部記者として日航機墜落事故を実際に取材していた原作者
リアリティーそのものって感じです。



久々に興奮した映画でした。
ゆえに…文章も ちと興奮気味でしたが(笑)
角度を変えてみると また違った楽しみがあるのでは?

何度でも観てみたい映画です。

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マンマ・ミーア!

2009-02-01 23:24:22 | 映画・DVD


1日は映画の日。友達と観てきました


ご存知のとおり ミュージカル映画。

エーゲ海を舞台に 終始ABBAの曲が流れ
ちょっぴりSexy感もあり
本物のミュージカルと違う映像ならではの画面の流れ。

これだけでも観ていておもしろい。


次の日に結婚式を迎える母と子の24時間。
母のもとに友達が2人訪れ
娘のもとに友達が2人訪れ

この母にして この子あり。みたいな設定がおもしろく

それに…観に行った あたし達も女3人なのですから。

かれこれ10年来の付き合いの友達なので
この設定に どっぷりとハマります(笑)



母の年代と 自分の年代が同じようなのと
ABBAの曲は 若かりし頃の記憶を呼び起こし
娘の心境に共感するところもあり

子供を手放す気持ちと 嫁ぐ気持ちが そのまま自分とリンクします。

ノリノリになったり ジーンとなったり。。。

あぁ~。。。あたし達3人もこの先こんな風に
笑っていけたらいいな。って思いました。


うん。でもとってもおもしろかった映画です。



ただちょっと残念だったのが
せっかくきれいなエーゲ海なのに 映像はイマイチきれいじゃなかったのと
BGMとしてABBAの曲が使われているのではなく
あくまでもミュージカルなので
曲の雰囲気や声が ABBAと違うため
単純に記憶がフラッシュバックしないこと。

それがちょっと残念でしたね。


先行してABBAのCDを友達が借りたから
コピーしてもらい 原曲はすでに聴いていたのですがね。




いろんな世代の人に 楽しめると思いますが
子供を持つ アラフォー世代以上の方にぜひともオススメです。
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いま、会いにゆきます。

2009-02-01 15:02:10 | 映画・DVD


かなり話題になった映画でした。(ちなみに2004年です)

ひねくれものの あたしは
どうも中村獅堂も竹内結子も好きではなく。。。
軽くスルーして観ていなかったのですが
(ちなみにセカチューも観ていません

映画終了後、公私混同しちゃったであろうような結婚をしたときも
内心。。。ケッ。って感じでしたが


と 辛口はこの辺にして


知り合いから勧められて…やっとこさ観ました

とりあえず人から勧められたものは 観たほうがいいよね。
自分の好みと違うものが観られるから。。。



うん。みんなが絶賛したのが分かりました

スローテンポがなんとも心地よい。
あたたかみや家族愛が ほのぼのと続く。

なんとなく結末が見えてきたと思っていたら
最後で 澪の回想シーン。
『いま、会いにゆきます』という、一見どうってことのないタイトルも、
最後まで見ることで、その重みを十分感じることができました。


あぁ~。。。いい映画だねぇ。

もちろん現実世界にはありえないことだけど
なんか切なくて暖かい気持ちになる映画です。


雨の日にもう一度観てみたいですね。


竹内結子の雰囲気がとっても良かったですが…
なぜかまだ好きにはなれませんけどね


映画を観た後。。。
改めて、旦那や子供を見ましたが…

現実はねぇ~。。。


純粋な気持ちって かなり難しい。

自分の意識改革がかなり必要かもね

でも映画を観てるときに切なくて暖かな気持ち。。。
忘れたくないし 忘れないようにしなくちゃね。


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サトラレ

2009-01-04 18:13:55 | 映画・DVD


あたしにしては ちょっと変わった紹介を


知り合いの人オススメ 『サトラレ』

自分の思っていることを周りの人々に思念で伝えてしまい、
しかも自分ではそれに気付かないという特異能力の持ち主「サトラレ」。
サトラレ本人に、サトラレだと教えてはいけない周囲の人々。

一見、サトラレ本人が大変そうに思えるけど
サトラレ本人よりもその周囲の人々の感情のほうが興味深い。

うざったく感じるが、国家プロジェクトなため
仕方なく国家に言うことを聞き入れて生活していく人々。

ある時、外科医であるサトラレが、自分を育ててくれた祖母の手術中の思念から
特殊能力を持つサトラレも一人の人間だと感じた人々が
それから普通の人間としてサトラレを受け入れたところで話が終わる。


サトラレが祖母への思いを抱きながら手術するところでは
もう。。。号泣。
自分が手術したばかりだし、また母として。。。
いろんな感情がリンクして・・・一人まったりと観ていたので
周りを気にすることなく惜しみなく久しぶりに涙を流しました。

こ~ゆ~涙を流した後は、なんだか心が澄んでくるような気分になるから不思議です。



超能力系の話 好きなんです。

ちょっと前にNHKで『七瀬ふたたび』が放映されていましたが
時間の関係で、結局観られませんでした。

こちらはサトラレとは逆に相手の思考が読めてしまう能力。

確か自分が中学生頃に…多岐川裕美さんが主演していたドラマがおもしろくて
あぁ~。。。懐かいし、年がバレる(笑)

原作者・筒井康隆さんの七瀬シリーズにハマりました。
その頃はまだ子供だったので、内容的に分かっていたんだか?

久しぶりにこの本も読みたくなりました。

七瀬ふたたび(新潮文庫)



今日でお正月休みも終わりですが
今年は映画を観たり 本を読んだりする時間を増やしたいなと思います。

自分の知識と心を豊かにしていきたいですね。


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