スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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病院にて

2012-08-21 | ひとりごと
トルコでの休暇で紫外線アレルギーにでもなったか身体に蕁麻疹が出るようになった。

たぶん紫外線アレルギーだと思うのだけれど、ほんの数分日に当たっただけでも、日光を浴びていないお腹や背中にまで出て痒い。
トルコから帰って以来ほとんど外に出てもいないのにまだ蕁麻疹が出るものだから、今日病院に行ってみた。

結果は日光か食べ物か、おそらくその両方ではないかと。「蕁麻疹が出たらその直前に何を食べたか、何をしたか振り返って原因をつきとめてください」と言われた。
旅行中はともかく、帰ってからは変わった物も特に食べていないし、アレルギーの原因を探すって厄介ね。
はやく落ち着いて欲しいものだ。

ところで、久々に文化の違いを感じた。
診察室に入ってまず、医師に握手をされた。
日本じゃあまりないよね、お医者さんとまず握手をしてそれから診察なんて。
これまでの人生を思いかえしても、日本で医師と握手したことはなかったような。
ヨーロッパの習慣なのね。
(と言っているそばからマルツェルがスロバキアではしない。と言っている。私はしたというと、私の担当医はイスラエル人だったから例外だよと。)

挨拶の握手と言えば、よく挨拶で握手をしながら両頬にキスをする。
スロバキアでは(おそらくオーストリアでも)男性同士ではしないので男性・女性、女性・女性の間のみでだけれど。
そういえばイタリアでは男性同士でもするようで、以前マルツェルとローマにいる友人を訪ねたとき、マルツェルも知人(男性)にキスをされかなり困惑していた。

この挨拶のキスにようやく私も慣れてきたとはいえ、いつも「えっとどっちのほっぺたからキスするんだったっけな…」と思い出せないので相手にお任せすることにしている。そんなわけで私が自分からすることはまずない。相手から求められたときのみ。それもだいたい家族や親戚か親しい友人のみ。

ところが先日家族でスーパーで買い物をしていたときに バッタリ私のドイツ語のクラスメートに会った。
彼はイギリス人で車のデザイナー。家の方角が同じだったためよくクラスの後に近所まで車で送ってもらっていた。
マッチョでハンサム、独身、良い車にも乗っていたのでマルツェルは正直結構な焼きもちを焼いていたよう(マルツェルと職場が同じなので職場のカフェテリアなんかで見かけるようで)。
そんな彼に偶然会ったので声をかけたところ、「やぁ!」とフレンドリーに握手&キス。
マルツェルはどんな反応をするかと一瞬私は焦ってしまったが、まぁ、マルツェルもこういう習慣にはなれているのかな。特に何も思わなかったよう。なんだか私だけが変に気を遣ってしまった。

まぁ、握手やキス、ときにはドギマギすることもあるけれど、私もそこそここの身体に触れる挨拶に慣れてきて日本から友人や家族が来て空港に迎えに行ったりすると、何もできないことにちょっと寂しさを感じたりする。
かと言ってハグしたり、キスしたりするのも恥ずかしいのだけど。
このどっちにも吹っ切れていないあたりがなんだか本当に中途半端だ。


2 Comments

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わかりますー! (candy)
2012-08-22 08:04:37
こんにちわ!ブログを読んでいると、みなさんお元気のようで!
挨拶するさいのキスやハグ!ほんと、まだたまに緊張します
同じように、右から?左から?なんて思ってしまいます。たまに、逆からスタートしてしまって、なんだかギクシャクした感じで。

で、やっぱり家族とのスキンシップっスロバキアでは普通だら、日本帰ってきて、そういうハグとかないと、なんだか寂しいような。
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candyさん (chihirko)
2012-08-22 17:46:53
お久しぶりです!日本満喫してらっしゃいますか。
まぁ、私の蕁麻疹やらはあるものの、他はみんな元気。
何よりネラが健康であることが家族みんなの喜びです。

私も自分からキスの挨拶をすると左右逆からスタートしてしまって、途中で「あっ」と思うことがありますよ。
だから、もう自分からはせず相手にお任せです。
でもやっぱり日本人同士だととっても照れくさいけれど、何もしないとそれはそれで寂しいですよね。
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