私も上手く踊れたら・・・

週末マルツェルの従妹の結婚式がありました。（私たちの結婚式はこちら）
スロバキアの結婚式は翌朝まで続きます。子供が小さい我が家は途中で抜けるにしても、披露宴が始まるのは夕方５時から、普段ならサクルカは夜７時ごろにはもう眠くて機嫌が悪くなります。今回も会場で大声で叫び始めるのではないかとそれが一番の気がかりでしたが、家族の心配をよそにサクルカは真夜中までご機嫌に踊り明かし、家に帰ったのは１時過ぎでした。義父母は３時半に家に帰ったのだそうですが、きっと若い人たちは朝まで飲み、踊り明かしたのでしょうね。



スロバキアのお祝いの場ではダンスとお酒が欠かせません。こうやって赤ちゃんのときから踊っているのですものね、スロバキアの人たちは子供も大人もダンスが上手です。サクルカだって音楽に合わせてクルクル回ってドレスのすそを広げたり、ピョンピョン跳ねたり、見よう見まねで踊ったり、珍しく人見知りもせずトコトコと歩き回って自分で子供から大人まで適当なパートナーを見つけては踊ったり。私はそんな文化で育っていないからと言い訳をしたって、踊らないわけにもいかないので少しだけ踊りますが、ダンスが上手かったら結婚式ももっと楽しめるだろうになといつも思ってしまいます。

披露宴の途中でゲストみんなで手をつないで輪になって新郎新婦を囲み、輪の中に入って新郎新婦と踊るというのがあります。踊る際には中でスープ鍋を持った人にお金を渡し（この鍋の中に集金します）、女性は新郎と男性は新婦と踊ります。踊り終わったらショットグラスでウォッカを渡されたらそれを飲み干し、そしてこのメドヴニク（ジンジャーブレッド）を受け取ります。



この白いデコレーションは卵白と砂糖を混ぜたものです。これに鮮やかな色をつけたりもしますが、何も色をつけず白だけでデコレーションするのが私は一番好きです。義母もこのデコレーションをクリスマスとイースターのお菓子にします。義母は普通のビニール袋の角に小さな穴を開けて絞り出し、器用にこのような細かいデコレーションを施します。

写真は撮れませんでしたが、今回もウェディングケーキはマルツェルの叔母さんが焼き、テーブルの上には義母やお祖母さんの焼いたお菓子が並び、手作りのあふれる結婚式でした。スロバキアの女性たちは本当に器用です。