黄泉の国へ

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詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-04-24 13:23:00 | 日記
 
父もそん時まで聞かされてない
ワタシと父に提案したいと呼ばれて、話を聞きに行った

女性に会うのはワタシは2度目

会話できる?
疑問ながら、

席に着いた。

大してカタコトではなかく、会話は割とできる方だ。
だけど、内容が、ヤバい。

父にまず了解を得たいと始めた話

実家から車で3時間かかる街にいる、同郷の男性にワタシを紹介したい

できれば、そちらでその男性と一緒になり結婚して欲しい

息子も一緒でいい

と話した後



ワタシを見て
だから、週末会いに行きなさい!


え?
何いうとるん?


同じ心境を隠せない父とワタシに

さらには

娘は近くにいたら心配だから、遠くにいた方がいい

と父に真面目にいう女性に


父「その人の職業は?」

女性「会社やってる」

父「名前や年齢は?」

女性「友達の知り合い」

父「名前も知らない男性で、親に挨拶もないのに、何で娘から会いにいかないといけませんか?」

と、普段使わない言い回し口調(女性に理解されやすい言葉使い)で

当たり前なことを聞いた返事が更にヤバい




女性「その男は、車免許持ってません、免許証と車は娘が持ってるから、いいね」


さらさらっと、言い放した女性に


父は、「そんな心配しかない話がありますか?恐ろしいばっかりぢゃ、ダメダメ、駄目ですよ」


さらに女性は

「お金たくさん持ってるって!」


父は決して声を荒げに
「いやいや、駄目駄目ですよ」


ワタシもそうしたら、言うしかない
「お父さん大丈夫よ、ワタシそこには行かんし、その人にも会う気ないし」



女性は納得いかないようだけど



父「この話は、無しで終わりぢゃ、今日は一杯やって代行で帰りんさい」


話は終了させた。



気の悪い表情の女性と、すぐ2人にするのもちょっと不安だから



とりあえず、場が和むように、なんてことない世間話で父もワタシも取り繕ってから


帰宅。


翌朝



今後は、
今までのように、頻繁に来なくていい
来る時は電話をしてから実家へ来ること
用事があったら、こちらから連絡する


と、

女性からワタシに言うように


父から電話で告げられた。


「ふーん、そうなん」


つづく















詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-04-23 16:04:00 | 日記



 母が他界して、3年経ち
あの女性が現れた

そして、14年経ち
父は天国へ行った


どこかに女性のおかげがあるとすれば、父の意外な一面を見れた

というより、知らない父を知れたのかな


それが嫌ではなくて、ますますワタシは父が大好きになり

毎度ハラハラさせられたけど
父とは、1番仲良く歩み寄り会えた期間になった
お互いの心配も含めて



父の選択を受け入れるしかない


騙されていようが、いまいが
騒がずにいよう


見守っていこう


と思うワタシに


初めて会って

2度目には、

女性から、びっくりするような提案をされることに



つづく











詐欺に出会って、お父さんは天国に行きました

2024-04-22 14:26:00 | 日記
 初めてその女性に会った日は、直接会話をすることはなく

挨拶だけしたと覚えている。

父が言うには、日本語がまだあまり上手く話せない、理解も難しいところがあるとか

なら、どうやって父とコミュニケーションがとれたんだか


そんな謎も、嘘も、後からすぐにバレるんだけど



父からの説明はこうだった。



デートをしているうちに、父を好きになり


いつも一緒にいたいから


仕事を辞めて、住まいを出て


同棲しよう


結婚もしたい


(この辺までで出会って、2週間ほど)

同棲をはじめてから

女性は父と結婚したい、四国に夫がいるので
離婚してきます


(と家を出て、ひと月ほどで戻る)


行くあてもなく、住まいも仕事もない女性を放り出せない父に
微笑みを終始絶やさない、謎の女性がベッタリ張り付いて離れず


「物事にはな、順序っていうのがあるんよ」

父によく言われたこの言葉


胸の真ん中あたりで回りだしたのは、
この日から、しょっちゅうだった。


この時の
父の説明は数年先で
真実に切り替えられる日がやってくる

だから、今少し


まだ驚かず



つづく













詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-04-21 12:48:00 | 日記
 父と一緒に暮らしていなくて良かったんか、良くなかったのか.....。

混乱しながら、この頃はよく思ったものだけど。

どっちだろうと
あの女性にとっては、関係なかったのだから。

今となっては、どうでもよく



たいして時間も経たずして

「ちょっと、いらっしゃい」



電話をもらった時には

なんか、直ぐ察知した。


いらっしゃいって.....?

おいで!

ぢゃないって

多分そこに、すぐそばに誰かいるんだわ。


平常心で、穏やかに、参ろう


父のために



鳴らした記憶もない

実家の玄関のインターホンを鳴らした。


ドアが開くと


父と女性が立っていて

「どうぞ、お入りください」

って


え?

この人

あれから、ここに

入ってるん?
んで、ワタシに
お入りくださいって?

父は照れ気味に
「まああがれ、あがって話ししよっ」

って


やっぱり
混乱しかけたけど


諦めるほかない状況
って


わかる
ワタシの心境は.......。


つづく








詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-04-20 18:56:00 | 日記
 この頃のワタシは、実家から車で10分くらい離れた国道沿いの店舗を借りて、ちいさなカフェを営んでおり


まだ貯金は底つきはしておらずとも、食べていくのがやっと。


生活の心配を父にかけまいと、休みを作らず働くワタシの側で、息子もお手伝いをしてくれた。

イヤイヤだったかもしれないが。


夜仕事を早く切り上げ、父に電話を時折りかけて、晩を共に過ごす時間を作ることも大切だ。


父から電話があるときは、大概
「魚がよけえとれたでー!」


すると、ワタシは必ず飛んで行った。


ある日
父からの電話を久々もらった日のことだ。

「ちょっとゴタゴタがあってな、しばらく落ちつくまで、寄らんでえーよ」


何?ゴタゴタって
そりゃワタシも胸が騒ぐわ


「どうしたん、何で?」

当然聞くやろ、そりゃ

だ。


「ひと月前に、四国へ帰った彼女が、戻ってきたんぢゃ」


なーぬー?

何だってー?

何だとー?

ってワタシが反応になるのが分かる父は


「とにかく、彼女の話を聞いて、どうするかを話し合ってから、また連絡しよ」


「な、〇〇ちゃん、すまんが」


心がザワザワするって、こんな感じっ


て、


つづく