楽しい時間が過ぎていき
さてそろそろ....という時
父が兄を墓掃除に誘った
なかなかお墓に行く機会を
作れずにいる兄の
それを気にかけていたのだ
ワタシが気にかかったことは
父がこの短い間で
2度もお墓掃除を?
こんなことが
今まであったろうか
ということだ
でも
ワタシが1人で掃除をするより
助かるし
お盆前に綺麗になるのはよいことだ
3人で
翌朝
お墓掃除に行った
やはり父は噴射係
伸び切った草を抜き
お墓を磨く
奮闘するワタシ達に
ポットに入れた冷たい氷水を
紙コップに入れて
振る舞ってくれた
父は
幸せそうな笑顔で
別のポットから
アイスコーヒーを入れて
優雅に飲みながら
小枝を持ち
あっち、こっちと指しながら
草一本も残さぬように指導する
「王様みたいぢゃ」
と
ぶつくさ言うワタシに
「はあ?なんて?なんいうた?」
聞こえてないのか
喜んでいるのか
ずっと笑顔で
ワタシ達を見張る姿が
今もお墓へ行くたびに
脳裏に浮かぶほどだ
つづく
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