正式な入院は夜中を過ぎた
医師からは
肺の中に
いくつかのウィルスが入っており
肺炎を起こしかけているのだと説明があった
今の段階では
調べてみないと何のウィルスかわからない
という
父はベッドに横になったまま
エレベーターで7階へ搬送された
そのエレベーターの中で
父が
「ここだけには、来とうなかったんじゃが」
と
ふうふう息を漏らしながら
ワタシに訴えた
すると
医師は笑って
「じゃあ、帰りますか?帰ってもいいですよ」
と冗談ぽく
おっしゃった
父はぷいっとそっぽを向き
キョロリと大きな目でワタシを見て
にーーって笑う
この時は
そんな余裕があったのだ
女性はといえば
この直前に
父が病院にいるなら安心だからと
入院が決まると直ぐに帰宅したのだった
つづく
私自身、自由・人権・平和・国際など日本国憲法が謳う理想以上に、本来私たちが守らなければならない、もっと大事な「モノ」があるのではないかと常々思っております。
ただ私のブログは政治・思想・宗教などには立入らないのですが……。
野里町歩紀
コメントありがとうございました。
私もあの当時、何か出来なかったかと悔いていますが、どんどん時が過ぎてしまいました。
でも、このままにはしておけない状況にある以上、何処か訴える場所があればと、gooブロを始めた所存です。
また是非感想を聞かせて頂けますと、幸せます。