黄泉の国へ

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詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-09-18 14:22:00 | 日記
 父が書類を作ったことが
女性に知られてしまい

凄い剣幕で問い詰められたそうだ


預金の相続が自分でなくて
長男(ワタシの兄)だということが
許せない


全部自分(女性)に変更しないなら
長男を呼んで
相続放棄の書類にサインをさせろと
いうのだと


別れるなら慰謝料がどうとか言うらしい



父は
兄に連絡をして
話を聞きに来てくれるように頼んでくれないかというので


兄に電話で話をした



ワタシも
兄も
あの女性とは
別れて欲しいと思う気持ちは同じ


兄は翌日
実家へ行き
話が済んだら
一旦ウチに来ることになった


昼には実家へ


そして
数時間後
ワタシところへ来た兄の顔が


非常に険しかった



「Sちゃんは、行かんでよかったよ」


兄はそう言った


そうだろうな
ワタシが行っても.....
酷い目にあうだけだし



父の1番の味方なのだから



こじらせたらいけないし



兄の言葉と
険しい表情で



想像はできた


つづく

 


詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-09-16 16:23:00 | 日記
 別れる

という言葉を
やっと父から聞けたのだ

いきさつを聞いても
父が何か悪いことをしたわけではないだろう

とっとと
離婚だ



よしよしだ

思い

心でガッツポーズをする
ワタシとは
違って

父は疲れた様子で
話し始めた


女性は
毎日パチンコばかり行って
あればあるだけ
渡せば渡したもの全てを使ってしまい
貯金はおろか
少しでも残しておこうという概念もない



もし自分が死んだら
遺族年金が入り
暮らしには困らないどころか
よい暮らしができる金額なので
パチンコさえ行かなければ
母国と日本を行ったり来たりできるだろう


住まいもあるし
何不自由なく
生きていける


責任は果たせたろうと
思ったそうだ



だから
父は
自分が亡き後のことを
色々考えたり


まだ生きている間の
お金の管理なども
きちんと見直したい


今できることを
きちんとしておこうと


几帳面で
父らしいところは
直ぐに行動に移したそうだ





取引のある
銀行や
郵便局の
口座にあるお金を
自分が死んだら
ワタシの兄(長男)が
受け取れるようにしようと
手続きをしに行った


という



その手続きが
銀行などでしたのか
司法書士のところか
なんなのかは
聞かなかったけど



ここからの話が
のち起きる事件に繋がっているのでは


ワタシは思っている



だから
父から聞いた
この時の話を
慎重に記事にしないといけない



つづく



















詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-09-14 20:02:00 | 日記
ついででも何でもない
頂き物のビールがあるからといって
わざわざ家まで車を走らせることなんて
父はしない


元より来るつもりでいて
きっかけを待っていたような
そんな気は的中した


インターホンに
ご機嫌よく
「Sちゃん?ワシじゃあ!」
までは、いつもと変わらず


ワタシの気のせい?


玄関で
「ほい、ビールぢゃ、呑んでくれ」



「なら、帰るよ」

という


え?
ウチまで来て、玄関先で帰る?

おかしい


それだけ?

そしたら
玄関を閉めながら
父は
「別れるかもしれんのぢゃー、まあそういうことじゃ」



それを言いに来たのだと
わかった


やっぱりだ


ワタシは父に
「せっかくなんだから、コーヒー飲んで、ゆっくりして帰ってよ」





話を聞くことにした



この話が



つづく



詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-09-13 16:16:00 | 日記
 2013年の暮れからは
兄は毎年の帰省は実家ではなく
我が家に泊まるようになり

家族で会う時は
外食をするようにして
父を呼ぶという形が多くなった


女性は来ない
それが父にはバツが悪いようだけど
ワタシ達には好都合でもある


ただ
父は段々と咳き込むことが多くなり


ワタシが時々
「お父さん、喘息よー、その咳」

と言えば

「いや、ワシゃ気管が弱いだけじゃー
喘息じゃあない」

なんて返ってくる


しょうがないかと思うワタシとの
このやりとりは
しょっちゅうだ

「なら奥さんに、タバコは離れて吸ってもろうたら?」


「いうてもなー腹をたてるからなーしょうがないんでー」



そんなことだ




少しして
空気清浄機を買って
寝室に置いたというのを聞いたのに


ワタシは全然安心出来なかった


2014年
ボケ防止用に、電話をかけた

「今日は何の日?うふっふー🎵」

ワタシは父の誕生日と
自分の誕生日に
いつも、こう声をかける

母が大好きだった
みのもんたさんの番組の
テーマソングを歌いながら電話をかけるのだ


この日は
4月3日で
ワタシの誕生日

すると父は
「喜びを3つ持って、地上の戦士が生まれた日じゃ、戦士かね、天使じゃったかのー」

ワタシはこれに
「どっちもぢゃ!」

と答える


良かった、ぼけとらんわ
安心して
その例年のやりとりを交わしたあと
電話を切ろうとしたら

珍しく父の方から


「Sちゃん、ビールいるかね、もろうたんがあるから持っていこう」


父の方から
ウチに来ると言ってきたのが


不思議でたまらなかったのは


つづく





詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-09-12 15:33:00 | 日記
父から楽しみも自由も奪う
あの女性のどこがいいんだろうか


最初は料理が美味しいとか言ってたけど
直ぐに作らなくなったし
乱暴だし



やること
言うこと
嘘だらけだし

何で別れないんだろう
もしかしたら
脅されて別れられないのか?
いや父は強いし
とぼけてもない

ただの責任感だけなのかな


とか
ワタシはいつも
頭ん中がモヤモヤした



それでも
父の誕生日祝いは
何かやっぱりしてあげようと
ウチの近所の焼肉屋さんで
ご馳走様をすることにして
誘ってみた


父を困らせないように
社交辞令で
奥さんも一緒に
とは言ってはみたものの


女性は行かないというらしい


この時ばかりは
「パチンコで、これんのやろ?」
と嫌味を言ってみた

そしたら
「Sちゃんが気に入らんらしい」

嘘のない
ストレートな返事を初めて聞いたし


気を使わなくて焼肉食べられるし


素直に
嬉しかった


ワタシは息子と父と3人で
焼き肉を食べに行って


ウチでも
軽く一杯やりながら
テレビで
カープのナイター中継を観て


父はご機嫌よく
楽しい時間をワタシ達と過ごした


随分遅い時間になり
女性が車で迎えにきた

父が声をかけても
車から降りもしなければ
こちらを見ることもせず
勿論挨拶もない


一応ワタシからは
父のために
「わざわざお迎えをありがとうございます」
とは言ってみるものの


真っ直ぐ前を向いたまま
表情も変えずにいる


帰ってからの父が
心配にはなったけど


何も悪いことはしていないのだから
父も何かあれば
言ってくれるだろうと


父とだけ
手を触り合って別れた


車が走り出すと
父は以前のように
窓から
大きな手を出して
角を曲がるまで
元気に手を振ってくれた




お誕生日イベントが
この日で
最後になってしまう


つづく