福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

☆続・活動報告☆

2011-08-05 20:12:31 | 協会活動・病気
8月4日…福岡市内よりご依頼頂いていた脱毛症の患者さまも、自宅まで来ていただき他社ウイッグ作成カットをさせて頂きました。

一度はいつもご来店されていた美容師さんにカットをしてもらったけれど、違和感があって気になるとの事でした。

ご依頼頂いた頃から比べて脱毛範囲が広がり自毛の状態で過ごす事が厳しい状態と知りました。

治療と平行しながら、医療ウイッグデビューしていきたいと強く望まれる姿は、脱毛症と気長に向き合う証だと感じました。

普段のライフスタイルやお好みの服装等細かくカウンセリングを行った上で、他社ウイッグ作成に入りました

フェースラインやバングの似合わせバランス… 指櫛で簡単に仕上げられる軽やかな質感を患者さんは強くお望みでした。

医療ウイッグのお手入れのやり方等もお伝えしました。

今回の画像は他社ウイッグの作品です。

『お子さんに観てもらったら一番素直で正直な意見が聞けると思うので又教えて下さいね』

四年生の娘さんからの感想から…

『合格』を頂きました。
その娘さんとの再会は、勤務先のサロンになりました

娘さんも満足してもらえるように頑張ります

Y様…暑い中足を運んで頂き本当にありがとうございました

☆活動報告☆

2011-08-05 19:39:19 | 協会活動・病気
8月1日…二回目の抗がん剤治療前日に、飯塚市から私の自宅まで来ていただきウイッグ作成しました
予想以上に副作用の脱毛が早く患者さんはとても不安になられていました。その気持ちに応えたかった。
『千加さんこんな時に無理お願いしてしまってごめんなさいね。この激しく抜ける髪の毛を丸坊主にしてもらってもいいですか?今日から千加さんが作ってくれたウイッグに慣れていきたいの…』

患者さんの望み通り…私はシザーで丸坊主近くまで、自毛をカットし…引き続きウイッグ作成に入りました。
もとの姿によりリアルに再現してゆく事を強く意識して作成しました

鏡に映るウイッグ姿を観られた患者さんは…

『もとの姿に戻った。ウイッグじゃないけん』

一部始終そばにおられた娘さんからも

『お母さんの姿に戻ったね』

その時間帯は足の怪我の事をスッカリ忘れていました。

これが私の原動力なんだと感じました。

翌日の抗がん剤治療を終えたられた患者さんから喜びのメールを頂きました。
**主治医、看護師さんからも『そろそろウイッグをご準備してくださいね』
って言われて帰宅しました。家族もわからなかった仕上がりです。本当にありがとうございました**

画像はノンブローで仕上げたエピテーゼ医療ウイッグ作品です

この度、遠方より足を運んで下さったS様…本当にありがとうございました
残す二回の抗がん剤治療の副作用が軽減される事と阻止治療と繋がる事を祈っています