☆活動報告☆

８月１日…二回目の抗がん剤治療前日に、飯塚市から私の自宅まで来ていただきウイッグ作成しました
予想以上に副作用の脱毛が早く患者さんはとても不安になられていました。その気持ちに応えたかった。
『千加さんこんな時に無理お願いしてしまってごめんなさいね。この激しく抜ける髪の毛を丸坊主にしてもらってもいいですか？今日から千加さんが作ってくれたウイッグに慣れていきたいの…』

患者さんの望み通り…私はシザーで丸坊主近くまで、自毛をカットし…引き続きウイッグ作成に入りました。
もとの姿によりリアルに再現してゆく事を強く意識して作成しました

鏡に映るウイッグ姿を観られた患者さんは…

『もとの姿に戻った。ウイッグじゃないけん』

一部始終そばにおられた娘さんからも

『お母さんの姿に戻ったね』

その時間帯は足の怪我の事をスッカリ忘れていました。

これが私の原動力なんだと感じました。

翌日の抗がん剤治療を終えたられた患者さんから喜びのメールを頂きました。
＊＊主治医、看護師さんからも『そろそろウイッグをご準備してくださいね』
って言われて帰宅しました。家族もわからなかった仕上がりです。本当にありがとうございました＊＊

画像はノンブローで仕上げたエピテーゼ医療ウイッグ作品です

この度、遠方より足を運んで下さったS様…本当にありがとうございました
残す二回の抗がん剤治療の副作用が軽減される事と阻止治療と繋がる事を祈っています

☆究極の選択☆

午前中に病院診察へ行って来ました

予定通りに抜糸を済ませたら…

『足の裏の傷の一部の皮膚が凸凹していて…もう一度縫い直しますか？それとも長期戦になりますが、自然治療でいきますか？もう一度縫って治療した方が綺麗になりますが…』


『えっびっくり皮膚も生きてますし、もうこれ以上体に傷をつけるのは可哀想やから…長期戦でお願いします』

学斗くんは…

『お母さん…長期戦で良かった。もう縫ったらあかん』と

私の手を握って怯えていました。

『縫わへんから心配しなくても大丈夫やで』

足の裏の麻酔注射は…気絶するくらいの激痛だったので…
『少しくらい凸凹していても普通に立って歩けるのならいいやん』

抜糸と同時に薄いギブスも卒業を迎え…画像の相棒君と共に長期戦の治療とリハビリを前向きに頑張る事に決りました

病は気から

☆行ってらっしゃい☆

２人を博多駅まで休憩しながら見送って来ました
２人は新幹線を間近で観たことも、もちろん乗車も初体験なので…かなりのテンションでした

乗車掲示板の見方も伝えました

指定席の場所を確認してから、私は新幹線を降りて、ホームではしゃぐ２人を見ていました。

姉弟っていいな

私も２人と一緒に京都に帰りたくなりました

前半の夏休みは…私のサポート役でゆっくりできなかった２人には…HAPPYな時間を満喫してもらわないとね


亜未ちゃん学斗くん…気をつけて行ってらっしゃい
あと…一時間後には京都駅に到着やね

☆昨夜久しぶりに触れたもの☆

昨夜からゆっくりとリハビリ歩行を開始しました。
今日は松葉杖をつかずに診察へ…『薄いギブスの上に包帯…のまま歩いてる姿ってなんかミイラみたいやん』と何となく違和感を感じその後に男性サイズのデッカイ草履をABCストアで見つけました

ミイラ足に草履を入れたままの無様な格好のまま…『草履が外れなくなりましたこんな姿ですいません』と…店員のお姉さんは微笑みながら…優しく値札を外しお会計を済ませてくれました。

しばらくの期間はこのデッカイ草履君が私の相棒になります。嬉しい

昨夜…久しぶりに自宅に眠っている数本のシザーに触れました

シザーを見れば指を通し…指を通せば…優しく開閉し優しく開閉すれば…コームを持ち…コームを持てば…
『学斗く～んちょっと座ってくれへん？』

『カットのシュミレーションやぁ～』

『早く切りたい』ってつい興奮してしまったミイラでした