竹林亭白房

「サンデー俳句王」(『サンデー毎日』21/11/14)★俳句

本日は『サンデー毎日』発売日。「サンデー俳句王」で入選あり。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

○魂は現世に残し木の葉落つ
(『サンデー毎日』2021/11/14号「サンデー俳句王」※兼題「木の葉」/佳作/奥田瑛二選)。

「木の葉」「枯木」など、冬の季語は、荒寥とすると同時に、どうしても人生の終りをイメージさせるものが多くあると思います。したがって、「木の葉落つ」も、人が亡くなる意味が想起されやすいところでしょう。

人は二度死ぬなどということがよく言われます。一度は肉体が滅んだとき。そして、二度めは人々の記憶から忘れ去られたとき。してみると、一度めの死は、魂を現世に残したままでの死ではないかと。そんなことをふと思った一句でした。

□本日落語二席。
◆隅田川馬石「鰍沢」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
新橋内幸町ホール、平成28(2016)年12月23日(第15回フランボヤン寄席「隅田川馬石独演会8」)。

◆『笑点』大喜利:五代目三遊亭圓楽(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久蔵(現木久扇)・桂歌丸・三遊亭楽太郎(現六代目円楽)・林家こん平(BS日テレ『笑点 なつかし版』)。
後楽園ホール、平成13(2001)年2月25日OA(『笑点』第1754回)。
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