□本日落語一席。
◆桂一蝶「強情」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年2月5日収録(昼席公演)※2024年8月24日OA。
久しぶりに聴いた。めずらしいネタということになるか。2011年以後だと、今回がたった四席めである。しかも、うち一席は橘ノ圓都だから、それを除いて当代の落語家でいうことになると、三席になるし、さらに言えば、そのうちの一席は桂一蝶なので、当代としてはたった二人でしか聴いたことがないということになる。ちなみに、一蝶以外の一席桂吉の丞である。
さほど重厚なネタでなく、落語会の位置的には手ごろな使い勝手のよさそうな気もするのだが、やはり笑いどころが少ないということになるのだろうか。
笑いどころがなくても、この人が語っていれば、なんだかおかしみがあるということでは、2010年以前ということになるが、何度か聴いた桂ざこばの「強情」だろう。ざこばの頑固者っぽいキャラクターが妙にこのネタとマッチしていた。
そう思って、上方落語界の誰彼を思いうかべると、ざこば以外にこれを演るのに適した落語家はいないように思えてきた。
今回聴いた一蝶は二回も聴いたことになるが、一蝶さんは、三十年ほども前に地元の居酒屋でよく出会った常連客として人柄もよく知っているので、「強情」の人ではないなあと思ってしまうのだが、当人的にはこれが好きなのだろうか。
◆桂一蝶「強情」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年2月5日収録(昼席公演)※2024年8月24日OA。
久しぶりに聴いた。めずらしいネタということになるか。2011年以後だと、今回がたった四席めである。しかも、うち一席は橘ノ圓都だから、それを除いて当代の落語家でいうことになると、三席になるし、さらに言えば、そのうちの一席は桂一蝶なので、当代としてはたった二人でしか聴いたことがないということになる。ちなみに、一蝶以外の一席桂吉の丞である。
さほど重厚なネタでなく、落語会の位置的には手ごろな使い勝手のよさそうな気もするのだが、やはり笑いどころが少ないということになるのだろうか。
笑いどころがなくても、この人が語っていれば、なんだかおかしみがあるということでは、2010年以前ということになるが、何度か聴いた桂ざこばの「強情」だろう。ざこばの頑固者っぽいキャラクターが妙にこのネタとマッチしていた。
そう思って、上方落語界の誰彼を思いうかべると、ざこば以外にこれを演るのに適した落語家はいないように思えてきた。
今回聴いた一蝶は二回も聴いたことになるが、一蝶さんは、三十年ほども前に地元の居酒屋でよく出会った常連客として人柄もよく知っているので、「強情」の人ではないなあと思ってしまうのだが、当人的にはこれが好きなのだろうか。