アリさんの奇妙な集団を見ました。
これ、中央にいる大きな(多分女王アリ)かたを、守るようにして移動中だったのです。
この、大きなアリはよくこの渡り廊下のタイルの上を歩いています。
お寺の庭に巣があるのでしょうが、庭と境内の間をこの渡り廊下が仕切っていますので、ここを通るのは至極自然なことで。
話を聞いたらこんなことでも話してくれるのでしょうかねえ?
「どちらまで?」
「いやあ、この度境内の本家からパーティーの招待があったものでね。庭の五月山分家の女王様と出かけているところなんじゃ。」
「なるほど、そりゃあ結構なことです。まあ、最近は物騒な世の中ですからね。道中くれぐれも気を付けて行ってらっしゃいませよ。」
「そうなんだ。大きな大人は、我々を見つけたら気にして下さるんですが、何しろちっちゃい子供は容赦なしに踏みつけたり、ひっ捕まえて瓶の中に捕えられてそれっきりですからのう。わしらはまだ仲間が沢山おるからええけど、女王様に何かあったら、そりゃあもう一大事だからのう」
「はい、よくわかりますよ。くれぐれもホントにご用心を。」
なんて会話が出来たら、どんなにいいか。
ではでは
これ、中央にいる大きな(多分女王アリ)かたを、守るようにして移動中だったのです。
この、大きなアリはよくこの渡り廊下のタイルの上を歩いています。
お寺の庭に巣があるのでしょうが、庭と境内の間をこの渡り廊下が仕切っていますので、ここを通るのは至極自然なことで。
話を聞いたらこんなことでも話してくれるのでしょうかねえ?
「どちらまで?」
「いやあ、この度境内の本家からパーティーの招待があったものでね。庭の五月山分家の女王様と出かけているところなんじゃ。」
「なるほど、そりゃあ結構なことです。まあ、最近は物騒な世の中ですからね。道中くれぐれも気を付けて行ってらっしゃいませよ。」
「そうなんだ。大きな大人は、我々を見つけたら気にして下さるんですが、何しろちっちゃい子供は容赦なしに踏みつけたり、ひっ捕まえて瓶の中に捕えられてそれっきりですからのう。わしらはまだ仲間が沢山おるからええけど、女王様に何かあったら、そりゃあもう一大事だからのう」
「はい、よくわかりますよ。くれぐれもホントにご用心を。」
なんて会話が出来たら、どんなにいいか。
ではでは