386「ショックー！！！」

先日仕事の帰りの出来事です。

駅で沢山の人が電車を降りて、改札口への階段を下りているときにその事件は起きました。

気をつけながら私が階段を降りていきます。足元をよく見ながら。

すると・・
「チャリーン」

前に階段を降りている人が100円玉を落としました。

沢山の人がいっせいに階段を降りていたので、ちょうど私の足元に。

私は階段を降りている勢いがあったので、いったん落ちた100円玉のところをまたいでしまっってから、ちょっと後ろ向きになって100円玉を拾いました。「落としましたよ～」といいながら。

拾ってから前に向き直ると、男の方が手を出していました。笑顔で。

私はその男性に、「あれ？」という違和感があったのですが、手を出していたので、その100円玉を渡してまた階段を下っていきました。

階段をおり終わってから、ちょっと前をみると若い女性の方がお財布を出していました。
服装を見ると、確か私の前に階段を下りていった女の方でした。

なんだかいやな予感がして「あの・・お金を落としたのはあなたじゃなかったですか？」とききました。

すると「ハイ、そうなんです」

「え？では、私はせっかく拾ったお金を違う男性に渡しちゃったってことですか?あの方が手を出していたので、騙されちゃったってことですよね？ごめんなさい！！」

「いえいえ、結局どちらにしても落としてしまったのですから、どうぞ気になさらないで」

「ホントにゴメンナサイね。」

「わたしも拾えなかったんですから。せっかくのご好意を、こちらこそすみませんでした」




とんだ失態です。

親切が仇になってしまいました。もっと落ち着いて、よく考えて行動しなければいけない！と反省しました。

それにしても、満面の笑顔で私に向かって手を出したあの男性！平気でこんなことができるなんて、悲しいです。