「掘ったら菓子!!」

こんにちは!ちづです!
ちょいホッタラカシ気味に(w)日々の日記などを綴っています。

280「ゴマ模様のお客様」

2011年03月19日 18時18分23秒 | 日記
震災があったとき、気になったのが、福島県にある水族館。


そのHPを見てみると「職員も、生き物も無事です」とのコメントが。

よかった。被害はなかったのか・・。

そう思っていましたが、実際には相当な被害があったようです。

電気の停止とともに自家発電が始まりましたが、やがてその燃料がつきて、このままでは飼育している生き物がもたなくなる恐れが出てきました。

このような場合、何よりもまず人命が優先されるのは当然のことであり、結果、事態は仕方ないことです。


海洋生物は、海の中の生き物。

エアーや、水流、温度調節、ろ過装置の機能が停止すれば、ダメになってしまうものもたくさんでます。

そこで水族館では海獣類を移動することになり、関東の水族館にも生き物が運ばれてきました。

私の職場では、ゴマ●アザラシが先日到着しました。
日々、大切に育ててきた子たちを送り出さなくてはいけない、その気持ちを考えると、飼育の皆さん、職員の皆さんがどれだけ辛かったか、考えるだけで心が痛みます。

自分のことはさておいても、何とか生き物を助けたいという強い思いが伝わってきます。

到着したゴマ●アザラシは公開はしていませんが、獣舎の中を覗くと見えるよ、ということを聞いたので閉館後に職場の同僚2名とちょっと覗いてみました。



じっとしているのか、隙間から見ることは出来ませんでしたが「よく無事でココまで来たね。」そう声をかけました。

他の職員も遠くから来たゴマ模様のお客様を、ここからは見えないけれど労う気持ちでいっぱいでした。

閉館しているので、お客様はもう誰もいません。

近くの大きなプールを泳ぐイルカとオキゴンドウが私たちに近寄ってきます。

遊んで遊んで、というように私たちに顔を近づけ、おでこの上にある穴から鼻息をブッホーとかけました。そして、目の前で大きくジャンプし、思いっきり私たちに水を掛け飛ばしました。

頭から思いっきり水をかぶって、びっしょりになった私たち・・なんだか胸がいっぱいになって「みんなよかったね、ココの子たちは無事で。ゴマちゃんなかよくしてあげてね。」と、声をかけて帰ってきました。
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4 コメント

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Unknown (もも)
2011-03-20 08:34:00
被害にあってるのは人間だけじゃないんだよね
だけどやっぱり優先順位をかんがえると仕方ない事なんだろうね

でも育ててる飼育員にしたら我が子同然なんだろうなぁ

人間も動物も早く安心して暮らせるようになるといいね
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Unknown (イチゴ)
2011-03-20 12:54:41
ワン子を飼っている身としては、やはりこの子を置き去りにとかは出来ないよ!!
一緒に死ぬのならそれも仕方がないと思うね
人間だろうと、動物だろうと、家族は家族だものね
こんな文章を書いているだけで、涙が出てきちゃいます
復興…時間掛かるね!!頑張ってとしか言えません
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Unknown (SURLY)
2011-03-21 13:23:46
地震当日、身の危険を感じ坊主たちを両脇にかかえヨタヨタ家から飛び出しました。

いつ終わるかもわからない強い揺れ。
おさまった後も、身体が揺れているような感覚が収まらない。
余震とサイレンと警報が鳴り響くたびに、坊主たちはおいらの身体の両脇に待機するようになりました。
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Unknown (ちづ)
2011-03-21 20:17:15
皆様は、身近に「自分を頼りにしている存在」があるのですね。
生き抜いてください、今後何があろうとも。
自分を頼りにしている何かの為にも。
愛するものがいる限り!!

・・ちょっと大げさか・・(w)
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