714「あーらビックリ！・・①ハワイの移民の歴史」

ハワイ州観光局「アロハプログラム」で、ハワイにわたった移民の方々の歴史展が開かれており、その解説ツアーに参加できるということで申し込んでみました。運よく抽選に当たったので、8月の終わりにみなとみらいにあるJ施設に行ってきました。


J施設の中には海外協力隊の活動なども展示されており、なかなか興味深いです。



講義は1時間。
ガイドツアーはスタッフの方。詳しいお話を伺うことが出来ました。

（以下、解説のお話の記憶をもとにしているので、年号などは正確でないかもしれません）

県などが主体となって、1868年、横浜から初めての移民第一号、150名が出発し、翌年には40名が帰ってきた、と言われていますが詳しい記録がないそうです。
渡米は船で長い旅になります。
当時の方々が持って行った荷物の様子が展示されていました。

女性の方の荷物でしょうか。着物や草履なども。

1885年には政府公認の管約移民（3年契約）が送り出されて10年ほど続きますが、その後カリフォルニアなどを中心に「日本人排斥運動」がおこり、移民の制限を受けるようになっていきます。

排斥運動の中で、移民たちは襲撃されたり危害を加えられることも多かったようですが、そんな中で現地のコミュニティーに積極的に溶け込もうとする日本人の活動も盛んで、この写真は現地のお祭りに参加した移民の方々が作ったフロートです。仲良く付き合っていこうと、平和的に頑張っていた当時の様子が目に浮かびます。


その後、第二次世界大戦に巻き込まれ、収容所に収容されたり、戦争の最前線に送り込まれていった日系移民の方々のご苦労は、大変なものだったようです。以前草薙君が主演したドラマでもありましたね。

でも、どんな状況でも、あきらめず地道に志を貫く日本人のマナーと姿勢は素晴らしい！
日本人としてずっと持ち続けていきたいと思いました。

このJ施設、中に小さな図書館があったのですが、ちょっと見学させていただいたら、結構私の持っている本が置いてあって「あ、もしかしたら、私の系統にあっている本の展開かも」と思い、受付の方にお話を伺ってみたところ「ハイ。貸し出しなどもできますよ。ただ、普通の図書館と違って、置いてある本にかたよりがあるかも。」とおしゃっていました。

確かに、海外のボランティア系や、海産関係の本が多いようです。海洋生物の本も多かったので、
「私の読みたいほうに偏っているかも（ｗ）」などと雑談していると、急に思い出したようにその受付の方が、
「ちょっとこっちにいらっしゃい！」と、裏に読んでくださって、
「この本みて」と、裏の倉庫から数冊出して見せて下さったのです。

その中に、以前UPした三葉虫が表紙にでかでかと載っている「fossil（化石）」という題名のお高そうな洋書があったので、「あ～～！！三葉虫！！」と、ちょっと興奮してしまったら、「あげる！」

「え？いただいていいのですか？」
「実は海外からよさそうな本を選んで送っていただくのですが、2冊同じものが届くときがあって、あなたのような興味がある方にもらっていただけると嬉しいわ」

･･ということになり、結局、化石の写真集と、魚の写真集（解説文も書いてあるのですが、英語が読めないので、私にとっては写真集ですね）をいただいてきました。重いくらいのかなりな本です。

たまたま脚を踏み入れた小さな図書館で、頂き物をしてしまって、何という幸運。
ビックリです。

と、びっくりはここで終わらない・・。まだ続きがあったのです。
その続きはNo.716に続く！