日経新聞の10月9日の特集の中から抜粋。
この題名に寒気を覚えてしまった。
2007年から人口減少に転じるという予想はより早い今年から
既に始まっている。
50年後には1億人、100年後には5千万人という日本の
国民の数。
ちなみに100年前の1900年には約4千万人だったという。
江戸時代の日本まで戻れば人も少なくなって住みやすくなるのかな。
しかし4人に一人の高齢者というのはどういうものか。
1年に一人も子供が生れなかった村。
小学校が高齢者用施設に転用されて、その卒業生が入居する。
使う人が減って廃墟と化していく道路やダム。
これらは実際に起こっている現状なのだ。
環境問題が何十年も先送りされてきたと同じ経過を
辿っているように思えるのだ。
産む、産まないの選択のもっとはるか手前のラインで
苦しんでいる夫婦が40万人。
2004年の出生数は111万人、出生率が1.289で最低記録を更新。
体外受精や、顕微授精はもちろんそうだが、不妊治療全般に
保険適用がなぜなされないのか、改めて疑問に思ってしまった。
全く自然に産んでる人はリスクや精神的苦痛が少なくて、
病院に通って高額な治療費を払いながら涙を流し続けないと
いけないこの矛盾に呆然としますよ
しかも、男性側の問題が40%を超え始めている昨今。
いずれ60%、70%と上がっていくことは目に見えてると思うなぁ~。
自然界からしても、オスのメス化が深刻な問題になってきているのだもの。
あー、こわい。
どれから手をつけたらいいのか全くわかんない!っていう状態ですよね。
年金問題も、高齢化社会も全部にリンクしますから。
本腰を入れて男性社会から、中性もしくは、女性社会への
バランスの良い転換がされなければと思います。
私も出来る範囲で声をあげつづけていこうと思います。
知人が先月、体外受精しましたが、結果は×
一回約60万で保険適用外じゃ何回つづけられるか・・って悩んでました。
保険適用を進める会の方達が陳情など頑張ってくださってるけれど、実現への道は遠いようです。
やはり政治に関わってる大部分が男性だと言うこと、
出産に関わることは女性まかせって言う所が
意識の薄さに繋がるんじゃないかしら。
野田聖子議員、郵政民営化の件で叩かれてるけど
彼女は自身が不妊治療中。
民営化もいいけど、保険適用にこそ力を発揮して欲しいと思うのよね。