個人史のイメージについて。
ある方は「私の履歴書みたいなもの?」
と言いました。
人によっては、小学校の図書室にあった
偉人の伝記を思い出すかもしれません。
別のある方が私に教えてくれました。
海外では、亡くなった人の生涯を記した
小冊子を作って知人に配るそうです。
海外のその習慣は知りませんでしたが、
自分の想いは、まさにそのイメージ。
偉い人の成功譚や処世訓とは違います。
それは石碑や本格的な出版のお仕事。
普通の人が、普通の人生を生きてきた。
よくある話なのかもしれない。
それでも、その人が生きてきたこと。
それを文字と紙で形にすることが、
その人と、その人を知る人にとって、
歓びや慰めになるなら。
聴刻堂の個人史がありたいイメージです。