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聴刻堂日乗

「汝、星のごとく」

「汝、星のごとく」。
凪良ゆう。二度目の本屋大賞。

面白かった。
殆ど一気読みだった。

一気読みは著者の上手さにもよる。
登場人物の語る言葉もいい。

「もちろんお金で買えないものは
ある。でもお金があるから自由で
いられることもある。たとえば誰か
に依存しなくてもいい。いやいや
誰かに従わなくていい。それは
すごく大事なことだと思う。」

「いざってときは誰かに罵られ
ようが切り捨てる。もしくは誰に
恨まれようが手に入れる。そう
いう覚悟がないと人生はどんどん
複雑になっていく」

「人は群れで暮らす動物です。
だから何かに属さないと生きてい
けない。ぼくが言ってるのは自分が
なにに属するかを決める自由です。
自分を縛る鎖は自分で選ぶ」

「自分が捨てていくものの価値を
わかった上で、それでも自由に、
自らの意思で、心のままに・・・へ
行く」

幸せのあり方を示してくれた
という点で、ハッピーエンドと
言えるんやろなぁ。

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