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聴刻堂日乗

両広がり

父方の祖父の話の続きから。

父方の祖父は養子でした。
他家から養子に来て嫁を娶りました。
なので家系と血のつながりは
別のようなのです。

それに気づいた時から、
自分の先祖や家系について、
関心が薄くなりました。

系図は子孫に下っていくほど
ネズミ算と言うように
広がっていくものだと
思っていました。

考えてみれば、
自分には実の親が男女二人いて、
それぞれに実親が二人ずついて、
さらに・・・と、先祖に遡るほど
系図は広がっていくものでもあります。

数多くの人の組合せの結果として
自分という一人にたどり着いて、
また子供達から広がっていく。
少子化で先細りかもしれないけど。

我が事ながら何もできませんが、
なんだか不思議で、ちょっと面白い
ような気がします。

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