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聴刻堂日乗

穀雨

今日は雨。
よく降っている。

穀雨(こくう)という言葉がある。
季節を表す言葉だ。

二十四節季の一つ。
四月二十日頃から五月四日頃まで。
春の最後。夏の手前。

穀雨の意味は、穀物を潤す雨のこと。
この間に種まきをすると良いらしい。

去年から市民菜園を借りていじる程度。
それでも「穀雨」の語感は何となく嬉しい。

日本は瑞穂の国だ、と叫ぶつもりは無い。
そりゃ穀雨やのうて極右やな。

日本はもはや農業国ではないけれど。
今でも変わらず四季があり雨が降る。

植木鉢でもプランターでも構わない。
植物を育てて共に暮すのは良いと思うぞ。

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