鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

無口な子どもだった私がおしゃべりになった。

2006-11-10 08:07:37 | 直言!
高校に入って友達が楽しくて明るい人が多くなり私も人前で話しができるようになった。その私が記者になりインタビューをするようになった。
長年のコツで「雑談」の中でその人の人生に思いがけない引き出し、心の底から引き出せることも分かった。
インタビューらしくしたのが息子が通っていた小学校でPTAの広報部に所属してPTA新聞の作成に参加していた。最初、インタビユーをしたが質問内容を突きつけるということしか出来なかった。
それが雑誌記者になって一方的に話す人もいれば黙ったまま椅子に座って新聞を読んでいる男性もいた。話をしてくれてもまったく関係のない話もよくあった。
そのコツを覚えたのは「雑談」である。
その人の趣味も何も分からなかったら天気のこと、今朝、読んだ新聞のこと、食べ物のこと、子どもさんのことを話していると少しずつ話してくれるようになる。「雑談」をしているとたいてい話をしてくれるようになる。
急いでいるときは「雑談」が長くなると心の中では大変だなと思うこともあるがその中にポットこれまで知らなかった人間像が見えて知らなかった人生の芯を見て芯にスポットあてて企画記事になることもよくある。
先日NHKテレビに出演していた鳥越さんもインタビューのコツに「雑談」と答えておられた。
私が日ごろ実践していることを話して下さって私の心の中でほっと明るくあったかくなった。
昨日の続きである。昨日、韓国から来られたある会合の席の続きである。
領事館に最近就職した在日韓国人3世の女性、韓国で4年間、暮してそれなりの人生感をもっているだろうが年は28歳、大勢の韓日双方の報道関係者、対応するのに一生懸命にしていた。初めて見る顔だったので私の横に座ったのを幸い「雑談」しながら彼女のことを聞いていると近年の韓国の様子がわかってくる。これも情報の一部である。
そして彼女の隣に座っていた在日韓国人3世の男性記者、韓国ソウルで1年間暮した。韓国ソウルの大学路の近辺の話題に彼も話しに参加してきた。さらに領事館の女子職員と話しが弾んでいた。その男性記者は韓国語が上手いので一度私は「どこで勉強したの」と言ったら「ちょっと」と言ったので若い男性は聞かれるが嫌なのだろうと考えて私はそれ以上聞かなかった。しかし領事館の新米職員と私の雑談から彼にも話が弾んで彼が韓国の国際教育振興院で2002年に学んだと話しはじめた。
私は彼に「民族学校で学んだと思っていた」と話すと彼は私に「国際教育振興院の横の寄宿舎に入って国際教育振興院に留学していた」と話していた。「雑談」の中で彼の韓国語の上手いのが分かった。
そうすると領事館の女子職員も「そこに私も入っていた」と話す。
それで私は「寄宿舎ができたばかりにその寄宿舎を訪ねて取材をしている」と話す。
「1994年4月に訪問している」と話すと領事館の職員は「もうそんなころに出来ていたのですか」と驚き男性記者も驚く。ここも1994年に記事にしている。記事にしていて記憶していたこと、「韓国政府が5000万、民団中央本部が5000万、1億円で建てられた」と話すとまた私の知らないことを彼と彼女が話してくれた。「あの寄宿舎は大学路という場所のいいところにあるので学生たちがけっこう遊ぶので今度は郊外に引越しをする話もでているようです」と私の知らなかった情報が「雑談」の中で教えてくれた。
なぜ引越しをするのか。
また寄宿舎の実態を次に訪韓したときに訪ねて調べてこようと情報収集の1つになった。
こんなふうにして「雑談」をしていくことでコミニユケーションが出来ていく。人と人の会話で人間関係が生まれていく。黙っていては何も生まれてこない。
そうといってずっと「雑談」はしていない。
午後から大事な用件で大阪の在日韓国人のトップを訪問した。
来られたばかりで少し疲れておられるようだった。
20分ぐらい焦点にはならないが「雑談」の中でぼつりぼつりと話して下さる。
そしてやはりリーダーになられるとあって頭の回転が速い。
私が意図するもの、編集局が意図しているもの、のみこみが早い。ききたいポイントを書類と確認しながらずっと聞きたい話を話して下さった。
「鄭さん。これで仕事をした結果を持って帰れる」と話して下さった。
優しい思いやりのある人柄に触れた。
「雑談」を通してその人の人間性も見えて人生感も見える。生きてこられた人生の節目も知ることができる。
「おしゃべり」もときによっては大事なことであると言いたい。

朝、目がさめても昨日のことで気分が悪い。
大勢のいる中で本人を目の前にして悪口を言う。人間として最低である。
これは明らかないじめである。
こうしていじめをして快感を味わっている彼女、どんな人生を送ってきたのだろうか。およそ私は分かっているがここでは書かないことにしよう。
いじめで快感を味わう。なんとお粗末な人だろうとまだ気分の悪い私は考えている。
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